音大教授/ソリスト/コンマス・首席他

ベルリン・フィルを途中/定年前に退団する人は、大きく3つのタイプに分けられる。
①音大教授職へ転身:ブランディス、クスマウル、ブラッハー、グロートほか
②ソリストとして独立:ゴールウェイ、バボラク、ブラウンシュタインなど(なお、シュテフェンス、シェレンベルガーなど指揮者に転身した人もいる)
③他のオケへ移籍
以上の中で他のオケに移籍というケースは、通常であれば、より格上のオケに移って行くということになるのだが、ベルリン・フィルのようなトップクラスのオケの場合、それより上はない訳で敢えてそれでも他のオケに移るということはよほどの事情がない限り普通は考えられない。
ということで、先日のアンドレアス・ブシャーツのゲヴァントハウス管弦楽団移籍
http://zauberfloete.at.webry.info/201710/article_14.html
に関連して、これまでベルリン・フィルから他のオケに移籍した人たちを挙げてみた(調べようがないのですべて私の記憶に頼っている)。

○ベルンハルト・ハルトーク:1975~1977年第1ヴァイオリン奏者、その後1980年よりベルリン・ドイツ交響楽団の第1コンサートマスターに就任。
○エドワルド・ジェンコフスキー:1979~1982年第1ヴァイオリン奏者、その後ケルン放送交響楽団のコンサートマスターに就任。
○ベルント・ゲラーマン:1971年から第1ヴァイオリン奏者として在籍、1997年ミュンヘンフィルのインテンダントに就任。
○ヘルマン・メニングハウス:1986年から第1ヴァイオリン奏者として在籍、1997年よりバイエルン放送響第1ソロ・ヴィオラ奏者に就任。
○キャリー・デニス:ソロ・ヴィオラ奏者からロサンゼルス・フィルのソロ・ヴィオラ奏者に転身。
○ウルフ・ローデンホイザー:1973~1987年首席クラリネット奏者、その後バイエルン放送響(首席)へ移籍。
○マリオン・ラインハルト:1999~2011年ファゴット奏者、2012年ミラノスカラ座管弦楽団へ移籍。
○ソフィ・ダルティガロング:2012~2015年ファゴット奏者、2015年からウィーン国立歌劇場管弦楽団首席に就任。
○トーマス・ホルヒ:1986~1990年首席トロンボーン奏者、1990年バイエルン放送響(首席)へ移籍。

ということで、弦楽器奏者やソフィの場合、ベルリン・フィルのトゥッティより他オケのコンサートマスターまたはソロ奏者を選ぶという事情は分からないでもない。が、管楽器のバイエルン放送響に移籍した二人やラインハルト、デニスなどには何か特別な事情があったのではと思われる。

参考/関連記事
http://zauberfloete.at.webry.info/200904/article_12.html

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この記事へのコメント

pfaelzerwein
2017年11月15日 00:57
初めまして。先日NHKのロ短調ミサを観てここに挙がっていない人に気が付きました。今年からゲヴァントハウスに移ったコンサートマイスターだったアンドレアス・ブシャッツという人です。方向が違いより面白いポストなのかもしれません。給与は下がったかもしれませんが、公務員対応の恩給などはベルリンより安定していていいのかもしれません。
pfaelzerwein
2017年11月15日 02:47
当然「初めまして」ではないですが、思い出したので序に書かせてください。数年前までコンサートマイスターしていた熊みたいな体格の良い人がいましたが、あの人はドロップアウトですね。カメラがあるのを知りながらマーラーの六番を弾きながら笑っていたんですね。あれは何も音楽が分かっていない証拠ですよ。くび、当然です。

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