「ばらの騎士」/ららら♪クラシック

録画していた「ららら♪クラシック」を観た。今回は、最後の夢芝居 ~リヒャルト・シュトラウスの「ばらの騎士」~。カラヤン=ウィーン・フィル/シュヴァルツコプフ、ユリナッチ、ローテンベルガーの映像を用いながら、分かりやすく解説されていた。
http://www.nhk.or.jp/lalala/archive.html
「美しい恋の終わり」というテーマに焦点を当て、岡田暁生氏の話も納得のゆくものだった。そして確かに、同時代の「トスカ」、「道化師」、「カヴァレリア・ルスティカーナ」など(すべて私が演奏した/演奏する予定の作品)は、舞台上で殺人が起こるオペラばかり・・・。
そして、美濃さんの楽曲解説(私は毎回これを最も楽しみにしている)。第三幕の終盤に歌われる三重唱の中に何度も登場する 「ミ ファ レ」 という3つの音に注目し、実際に3人の歌手の方に歌ってもらいながら、この3つの音に込められた意味を分析し、リヒャルト・シュトラウスがこの歌で「美しく優雅な別れ」をいかに上手に描いているかを解説していた。
が、これはかなり高度な分析で、私はもちろん、ゲストのロバート・キャンベル氏も指摘されるまで気付かなかったとおっしゃっていた。
リヒャルト・シュトラウスのスコアは、極めて緻密かつ入念に書き込まれているので、すべての音を聴くことはなかなか困難で、特に舞台に気をとられていると耳がおろそかになるのはいつものこと・・・。作曲家の美濃さんだからこその視点/指摘であり、さすがと思った。
しかし、個人的には「ミファレ」という表現がどうもピンとこなかったことは事実。
指摘のあった箇所の楽譜は、
元帥夫人:Es F Des(フラット5つ)
ゾフィー :E Fis D(シャープ2つ)
となっており、「固定ド」では確かに「ミファレ」にはなるのだが、「移動ド」主義の私としては、やはり「レミド」と言って欲しいとは思った。

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この記事へのコメント

pfaelzerwein
2017年02月17日 06:38
「美しく優雅な別れ」- ゾフィーのところで高弦が強奏してAsに落としているので「美しく優雅」とは感じたことが無く、「決断の完了」とか全曲中最も切れの良いクライマックスで、最もモーツァルトを彷彿させるところかと思います。劇場をひける人々の鼻歌となるところですね。
2017年02月17日 22:22
pfaelzerweinさま
コメントありがとうございます。
「ばらの騎士」は知っているようで実はまだよくわかっていません。今後、演奏する機会はないとは思いますが、一応スコアは持っているので、じっくり研究してみたいと思っています。

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