「トスカ」公演終了

二日間に渡る「トスカ」公演を終えた。私にとって「魔笛」、「メリー・ウィドウ」に次ぐオペラ3作目の取り組みで、今年最大の目標でもあった。
これまで、昨年のバッハ:カンタータ155番を始め、第九、「悲愴」など少なからずプレッシャー/緊張を強いられた本番を経験してきたが、今回はそれらを上回るものとなり、本当に緊張の連続だった。
まず、曲が難しかったこと。「魔笛」や「メリー・ウィドウ」はアリアとそれ以外が明確に分かれており、歌に合わせるのもそれほど困難ではなかったが、プッチーニの場合、アリアとそのつなぎの部分が一体化されているため、テンポや拍子の変化や、小節の中での伸び縮みなどの変化が半端ではなく、歌に合わせることはもちろん、その変化について行くのが容易ではない。個人的には事前にスコアを参照し、詳細なガイドを付記した上で、パート譜を見ながらCDを何回も聴いて入念に予習をしたつもりだったのだが、実際に練習が始まってみると付いていけない箇所も少なくなく、ある程度慣れるまでは本当に苦労した。
そして、今回は練習回数が少なかったこと。元々設定されていた練習はオケのみが6回(私はやむを得ずそのうち2回欠席)、あとは歌合わせが1回とゲネプロ、本番という短期集中型。実際に全曲通したのはゲネプロ(本番前日)が初めてだった。
さらに、今回最もプレッシャーを感じたのは、オケ37名(弦 6-6-5-4-2/木管 2-1-2-1/金管 2-2-1-0/打 3)のうち、アマチュア奏者は13名しかおらず、あとはプロの方々だったということ。管はクラとホルンの2ndとファゴット以外は皆若いプロの方々ばかり。当初、私が所属している管弦楽団(アマチュア)に声がかかったため、私とあと数人が参加することになったのだが、結局他に人が集まらなかったせいか、このようなメンバー構成になったらしい。
ということで、ひじょうに苦しく辛い本番ではあった。少しでも緊張が緩むと数え間違ったり、指揮者の棒を見落とすというまさに真剣勝負。
結局、多少の取りこぼし(発音遅れ、一部音抜けなど)はあったものの、全体の水準を落とすことはないような一応の演奏は何とかできたのではないかと思っている。

今回は「メリー・ウィドウ」の時のような無条件の楽しさは感じることはできなかったとはいえ、
http://zauberfloete.at.webry.info/201607/article_7.html
初めてのプッチーニということで、予習や練習のプロセスは大変ではあったが、結果的にひじょうに勉強になり、また充実した時間であったと思う。本当にオペラは楽しく、無事に終了することができて本当に嬉しい。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック

  • 二期会公演/「トスカ」

    Excerpt: 録画しておいた「プレミアムシアター」を観た。二期会公演による「トスカ」、声楽ソリストなどは下記の通り。 ○トスカ:大村博美 ○カヴァラドッシ:城宏憲 ○スカルピア男爵:今井俊輔 ○アンジェロッ.. Weblog: Zauberfloete 通信 racked: 2017-03-20 21:40
  • 「カヴァレリア・ルスティカーナ」

    Excerpt: 約一ヶ月後に「カヴァレリア・ルスティカーナ」&「道化師」の本番を控えている。 昨年末の「トスカ」公演では、いろいろな面で苦労したが、 http://zauberfloete.at.webry.in.. Weblog: Zauberfloete 通信 racked: 2017-06-18 23:50
  • 「カヴァレリア・ルスティカーナ&パリアッチ」公演終了

    Excerpt: 「カヴァレリア・ルスティカーナ」&「道化師」の公演を終えた(7/22、23)。金曜夜と土曜昼にゲネプロもあり、3日間で各曲4回通すというスケジュール。前週、前々週の区立小学校での歌合わせ&舞台稽古.. Weblog: Zauberfloete 通信 racked: 2017-07-24 22:19
  • NHK音楽祭2017/歌劇「ドン・ジョヴァンニ」

    Excerpt: 録画しておいた「プレミアムシアター」をやっと観た。NHK音楽祭2017での歌劇「ドン・ジョヴァンニ」、声楽ソリスト等は下記の通り。 ○ドン・ジョヴァンニ:ヴィート・プリアンテ ○騎士長:アレクサン.. Weblog: Zauberfloete 通信 racked: 2017-11-01 21:36