「KIITSU/鈴木其一~江戸琳派の旗手~」展

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「KIITSU/鈴木其一~江戸琳派の旗手~」展を観た(サントリー美術館)。
http://www.suntory.co.jp/sma/exhibition/2016_4/index.html
其一の作品はこれまで何回か観てきたが、これだけまとまった点数を観たのは今回が初めて。
http://zauberfloete.at.webry.info/200810/article_17.html
http://zauberfloete.at.webry.info/201103/article_1.html
「朝顔図屏風」はじめ、傑作揃いで期待をはるかに上回る素晴らしい展示だった。
最も心惹かれたのは、「十二ヶ月花鳥図扇面」。四季折々の草花、鳥などが扇面に描かれており、その鮮やかな(しかし落ち着いた)色彩、余白を活かした構図の美しさ、溢れる気品など見事なものだった。
ほかにも、能を題材にした作品、極彩色の仏画、さらに、ミニチュア版の掛け軸などにも観るべきところがあった。
さらに、「夏秋渓流図屏風」、「風神雷神図襖」、「水辺家鴨図屏風」はそれぞれ全く異なった表現手法により、独自の世界を形成していて見応えがあった。
そして「朝顔図屏風」。光琳の「燕子花図屏風」よりも大きい(屏風の大きさ)感じで、朝顔の一輪一輪も想像していたよりかなり大きめに描かれていた。そしてその花の濃い群青の鮮やかさと白の対比の見事さ。朝顔はその位置によって微妙に色合いや表情が異なっており、蔓や葉のうねりが無限の拡がりを感じさせる。

それにしても、先日観た「日曜美術館」は今回の鑑賞にひじょうに参考になった。
http://www4.nhk.or.jp/nichibi/x/2016-10-02/31/28230/1902696/
番組での指摘がなければ、「朝顔図屏風」と「風神雷神図」の関係など思いもよらぬことだった(音声ガイドでは言及されていたらしい)。
ということで、若冲も良いが其一もそれに勝るとも劣らない。日本美術が好きな人は必見の展覧会だと思う(10/30まで)。

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