モーツァルト:ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲変ホ長調K364~その3~

モーツァルトの初期交響曲におけるバッソへのファゴット参加については、以前書いた通り、当時は独立したファゴット・パートがない場合には、少なくとも一本のファゴットをバス・ラインに追加することが、絶対に必要というわけではないにせよ、好ましいとされていた。
http://zauberfloete.at.webry.info/201602/article_6.html

私の所属しているオケの11月の演奏会でこの曲を演奏する。普通のオケであれば、この曲ではファゴットの出番はないのだが、チェロ2、コントラバス1という編成のオケなので、ファゴットもバッソに加えてもらえることになった。私自身ひじょうに好きな曲なので一緒に演奏できることはとにかく嬉しい。
さて、この曲と同じ年に作曲された 2台のピアノのための協奏曲変ホ長調K365 にはファゴットが独立したパートとして編成に含まれている。とはいえ、オーボエ・ホルンなど他の管楽器と一緒にピアノのバックで和音を鳴らす以外はそのほとんどがチェロ・バスと重ねられている。こうしたことからも、モーツァルト自身もバッソにファゴットを加えるということは当然のこととして考えていたのではないかと思う。
しかし私自身、録音や演奏会でこの曲にファゴットが加わっているのをこれまで聴いたことはない。当日は、周りの邪魔にならないよう、控えめの音量で臨みたい。

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