ヘンリク・ヴィーゼ

「音楽の友」10月号、私のオーケストラ人生~バイエルン放送交響楽団首席奏者たちから音楽学生たちへのメッセージ~ のコーナーに、ソロ・フルート奏者ヘンリク・ヴィーゼが登場している。ヴィーゼの経歴は下記の通り。
1971年 ウィーン生まれのドイツ人
     ミュンヘン音大でパウル・マイゼンに師事
1995年 音大在学中にバイエルン国立歌劇場管弦楽団首席に就任
1997年 神戸国際フルート・コンクール第3位
1998年 ニールセン国際音楽コンクール第3位
2000年 ミュンヘン国際音楽コンクール第2位(最高位)
2006年 バイエルン放送交響楽団首席
なお、ヴィーゼは音楽学、楽譜校訂/出版という分野でも業績があり、ヘンレ社、ブライトコプフ社などから校訂譜を出版している。
http://www.br-so.com/besetzung/henrik-wiese/
http://zauberfloete.at.webry.info/200807/article_2.html

彼自身、高校が終わった時点では、もうすでにメソッドが出来上がっていて、音大で先生につきたいとは思わなかったという。
この頃には、自分がやりたい方向、それを実現するための方法が、大体分かっていました。

そして、バイエルン国立歌劇場管弦楽団のポストを得た後にもコンクールを受け続けたことについては、
色々なことを試みて、自分に刺激を与えたかったのです。同じところに安住していると、仕事も音楽もつまらなくなってきます。オーケストラに勤めながら音楽学を勉強したのもそのためです。インスピレーションは自分のなかだけでは作れません。外からの刺激がないとだめで、それを求めたのでした。

バイエルン放送響に移ったのも、
オペラから離れて、交響曲のレパートリーを吹きたいと思った。そこにインスピレーションを感じた
という。さらに、アイデアの源は音楽である必要はなく、今では外国語の勉強を趣味にしているという。
語学は文化を学ぶことでもあり、奥が深いのです。マスタークラスが多いので、日本語を勉強したこともあります。今は、スペイン語とデンマーク語を学んでいます。
とのこと。

さらに、
私の経歴をみると、まるですべてが完璧だったかのように思う人がいるかも知れませんが、でも、落ちたコンクールもあるんですよ。1995年にミュンヘンを受けた時は一次で落選。その時は本当に不服で、苦い思いをしました。でも、そこでなぜ審査員が私を落としたのか、よく考えてみることで、先に進めたと思っています。落ちてもいいのです。結果から何を学ぶかが、大切です。
とも述べている。

本当に才能がある人というのは、向上心を持ち日々人一倍努力を積み重ね、かつ謙虚さと反省する心を持ち、新しい視点を探し続ける人なのだろうとあらためて思う。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック

  • 序曲「コリオラン」

    Excerpt: カラヤン=ベルリン・フィルの「コリオラン」を観た。1966年4月12日東京文化会館でのライブ。カラヤンは1975年の映像も残しているが、今回観たのは最初のもの。 カラヤンの指揮はスタイリッシュでスマ.. Weblog: Zauberfloete 通信 racked: 2017-05-06 21:00