「献堂式」序曲

この曲はウィーン ヨーゼフシュタット劇場のこけら落としのために作曲された祝典劇の序曲で、ベートーヴェンによる最後の序曲/管弦楽作品とされている(初演は1822年10月3日)。初めてこの曲を聴いたのは、ハンス・シュミット=イッセルシュテットとウィーン・フィルによる演奏で、ベートーヴェン:交響曲第4番とカップリングされていたレコード(DECCA)だった。
秋の演奏会でこの曲を演奏する。序奏の途中(37小節)から Un poco piu vivace となり、その5小節目からファゴットの16分音符が207個続く。これだけ続くと最初は快調でも最後の方は疲れてきて遅れがちになってくる・・・。他にも、意外に難しい箇所が少なくない曲なのでなかなか油断できない。
そして、この曲の最大の特徴は、終わりそうでなかなか終わらないこと。5番の最後もなかなか終わらないが、それ以上にこの曲は長い(全部で286小節もある)。あと、ちょっと不思議なのはトロンボーン。アルト・テナー・バスの3本なのだが、序奏の37小節目まで吹いたあとはTacet/出番がなくなっている。終わりの方だけに登場するのであれば理解できるが、なぜこのような書法になったのだろうか。

さて、ベートーヴェンの序曲、これまでやったことのある曲の感想は下記の通り。
○「プロメテウスの創造物」序曲:特にどうというところはない曲
○「レオノーレ」序曲第3番:フルートとのソロは有名だが、本番では1番を吹いたことがない
○序曲「コリオラン」:曲の最後、1拍と全音符12小節の伸ばしは注意が必要
○「エグモント」序曲:適度にやりがいのある曲
○「アテネの廃墟」序曲:中間部でのオーボエとのかけあいは聴かせどころ
ということで、もう一度やってみたい曲は?と訊かれたら、「アテネの廃墟」を一番に挙げたい。

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  • 秋の演奏会(その3)終了

    Excerpt: この秋3回目の演奏会を終えた。今回も多くの方々に聴きに来ていただいた。心から感謝の意を表したい。 私が所属している市民オケの演奏で、まず序曲はベートーヴェン:「献堂式」。 http://zaube.. Weblog: Zauberfloete 通信 racked: 2016-11-13 23:16