バッハ:ブランデンブルク協奏曲第2番

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バロック時代、クラリーノ(高次倍音で旋律を演奏するパート)奏者のために書かれた超高音域のトランペット・パートは、現代ではピッコロトランペットで演奏されるが、その時代のトランペットの管長はピッコロトランペットの約4倍もあったという。その演奏にはかなりの難易度の高さが要求されたと想像されるが、現代のピッコロトランペットも難しいことに変わりはないのだろう。
http://zauberfloete.at.webry.info/201608/article_2.html
ということで、ディヴィッド・メイソンが吹いている「ブランデンブルク」はないかと探してみたところ、ブリテン=イギリス室内O(LONDON/1968)のセットにメイソンの名前がクレジットされていた。録音は1968年12月9~17日(モールディングス、スネイプ)とあるので、「ペニー・レイン」の録音から約2年後となる。

ついでに、いくつかあるブランデンブルク2番をちょっと聴き直してみた(トランペット奏者名のみ記載)。ピッコロトランペットとはいっても、奏者によって少なからず違いのあることがわかる。が、フルートやオーボエなどとのバランスもあるため、トランペットはかなり抑えて録音されているのが普通なのだろう。

○カラヤン=ベルリン・フィル/アドルフ・シェルバウム(DG/1964.8)
https://en.wikipedia.org/wiki/Adolf_Scherbaum
録音バランスのせいもあろうが、トランペットはかなり控えめで音色はまろやかで周りと溶け合っている。オーボエのコッホの方が存在感があり、トランペットの音色に聴こえるときがある。

○リヒター=ミュンヘン・バッハO/ピエール・ティボー(DG/1967)
ピエール・ティボー(1929~2004)はパリオペラ座首席を務めた人。音色は柔らかいが解放的に鳴るという感じ。

○ブリテン=イギリス室内O/ディヴィッド・メイソン(LONDON/1968)
メイソンの音色はやや細めで尖った華やかなもの。

○ヴィンシャーマン=ドイツ・バッハ・ゾリステン/ヴォルフガング・バッシュ(LASERLIGHT/1977?)
丸い音色でコルノ・ダ・カッチャのような印象。

○カラヤン=ベルリン・フィル/コンラディン・グロート(DG/1980)
控えめだが、柔らかく伸びのある音色。

○ポンマー=新バッハ・コレギウム・ムジクム/ルートヴィヒ・ギュトラー(CAPRICCIO/1984)
鋭くスピード感のある音色。存在感はかなりある。

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