ハイドン交響曲全曲演奏

ハイドンの交響曲全曲演奏を目指しているという(アマチュア)オケの演奏会を聴きに行った。曲目は下記の通り。
○ハイドン:交響曲第2番ハ長調
○ハイドン:交響曲第34番ニ短調
○ハイドン:交響曲第64番イ長調「時の移ろい」
○ハイドン:交響曲第103番変ホ長調「太鼓連打」
オケ、指揮者などは下記の通り。
http://josefchamber.jimdo.com/

このオケは1stヴァイオリン:5、2ndヴァイオリン:4、ヴィオラ:4、チェロ:3、コントラバス:2、管楽器は2名ずつ(チェロ・バス重ねのファゴットは1)という中規模の編成。さらに、初期の曲にはチェンバロが加わっていた。現代楽器/奏法による特に奇を衒ったところもない普通の解釈。ホールの響きが乏しかったせいか、音が拡散してまとまらなかったように感じた。
私が参加しているオケよりはやや人数が多いものの、他の楽団の演奏を客観的に聴くとやはりいろいろと勉強になる。ホールによる響きが異なるとはいえ、チェロ・バスにファゴットが加わるとどのような聴こえ方になるかとか、管楽器の聴こえ方(弦とのバランス)、アマチュアオケの陥りやすい罠(?)など、参考になる点が多かった。

ただ、さすがに「太鼓連打」になると管楽器が多く加わることもあり、弦楽器が弱体になってしまったことは否めない。ティンパニ奏者も(音量に関して)気を遣って叩いていたことはわかったが、小型の楽器であればまだしも、あの弦楽器の人数は現代の大型ティンパニの敵ではない。

あと曲目について。初期、中期、後期の中から選曲するという方式は、関西のプロオケも行っていたが、
http://zauberfloete.at.webry.info/201510/article_9.html
聴衆にとっては、有名な曲も含め変化に富んだプログラム構成になる。が、この場合の問題は出番のない管楽器。中期くらいまでの曲はほとんどがオーボエ2、ホルン2、あとはチェロ・バスに重ねるファゴット1という編成のため、後期の曲をプログラムに含めると、上記以外の管楽器の人の出番はその1曲になってしまう。
他には、できるだけ作曲年代に沿って演奏することによって、その創作活動の足跡を辿るという意図からはズレてしまうことなどが問題点として挙げられる。
逆に、作曲年代に沿ってプログラム化する場合(私が所属しているオケの方式)の問題は、特に初期~中期の曲を演奏する場合、有名な曲がまったくない極めて地味なプログラムになってしまうということ。
なお、私の所属しているオケの場合、ハイドンだけでなく、モーツァルトやバッハなどの作品を適宜入れることによって、プログラムに変化を付けている。

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  • エアポート快特

    Excerpt: 演奏会があったホールの最寄り駅は京成線の江戸川駅(京成高砂から2つ目の駅)という初めて行くところ。 http://zauberfloete.at.webry.info/201608/articl.. Weblog: Zauberfloete 通信 racked: 2016-08-22 23:43