スカラ座 イン マルペンサ空港/「愛の妙薬」

録画しておいた「プレミアムシアター」をやっと観た。前半のサティ関連番組は飛ばしながらざっと見て、後半は「スカラ座 イン マルペンサ空港」というドキュメンタリー(?)。演目はドニゼッティ:歌劇「愛の妙薬」。声楽ソリストなどは下記の通り。
○アディーナ:エレオノーラ・ブラット
○ネモリーノ:ヴィットリオ・グリゴーロ
○ベルコーレ:マッティア・オリヴィエーリ
○ドゥルカマーラ:ミケーレ・ペルトゥージ
○ジャンネッタ:ビアンカ・トニョッキ
○合唱:ミラノ・スカラ座合唱団
○管弦楽:ミラノ・スカラ座管弦楽団
○指揮:ファビオ・ルイージ
○演出:グリシャ・アサガロフ
○字幕:高橋絹子
○収録:2015年9月17日/ミラノ マルペンサ空港

ドニゼッティといえば、以前「ランメルモールのルチア」を一回観たことがあるくらいで、「愛の妙薬」もタイトルだけは聞いたことはあったが聴く(観る)のは今回が初めて。さらにあれほど美しいファゴット・ソロ付のアリアがあるというのも恥ずかしながら今回初めて知ったという次第・・・。
ドニゼッティ(1797~1848)の「愛の妙薬」は、同時代のロッシーニ(1792~1868)の影響も感じられ、明快で楽しい音楽でストーリーもわかりやすい。
今回の試みは、オペラの聴衆の底辺を拡げるという意味合いもあったらしいが、この演奏を聴いてオペラというものを身近に感じられた人も少なくないだろう。各ソリストも優れた歌唱、演技で素晴らしかった。そして舞台というか演出/構成も見事なもので、空港という場を上手く活かしながら、違和感はほとんど感じさせず、分かりやすく効果的な演出だったと思う。
以前、ザルツブルクで似たような企画の「後宮」のプロダクションがあったが
http://zauberfloete.at.webry.info/201405/article_16.html
今回の方が不自然さは少なかったような気はした。

また、司会/進行役の二人も、幕間だけでなく、曲間でも歌手にインタビューしたり、ストーリーを説明したりと、ひじょうに巧みな動きで全体を盛り上げていた。
なお、ルイージも語っていたが、今回の演出ではオケの人たちは歌手の声が聴こえないため、ひじょうに苦労したようだ。とはいえアンサンブル的にほとんど破綻もなかったのは見事と言わざるを得ない。普段からオペラに慣れているオケだからなのだろう。

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