モーツァルト:交響曲第39・40・41番/アーノンクール=WPh

「プレミアムシアター/アーノンクール追悼」第二部はウィーン・フィルとのモーツァルト:交響曲39・40・41番。2006年11月11日/サントリーホールで収録されたもので、以前放送されている。
http://zauberfloete.at.webry.info/200612/article_1.html
10年前に聴いた時は、上記に書いた通り「共感できる部分は少なかった」のだが、あらためて今聴いてみると、39番の序奏始め、各曲の緩徐楽章、メヌエットの速めのテンポなどは、これこそがモーツァルトが想定していたテンポではないかと思うようになった。この10年間で私自身の音楽の聴き方/考え方が変わってきたということなのだろう。
とはいえ、フレーズの区切りやG.P.後にわずかに一呼吸置くやり方は、音楽の流れを一時中断するという意味で全面的には賛成できないが、緊張感を高めるという意味で効果的なのだとは思う。

アーノンクールという人は単に斬新な解釈をした訳ではなく、作品が生まれた当時の奏法、背景等を研究し、躍動感のある生き生きとした楽曲の響きを再創造しようとした訳で、少しずつではあるが(ある意味ではかなりのスピードで)、その運動は確実な広がりをみせている。その意味で多大な貢献をし、多大な功績を残されたことは間違いない。あらためてご冥福をお祈りしたいと思う。

ウィーン・フィルの管楽器主要メンバーは下記の通り。なお、全曲ともコンマスはキュッヒル、トップサイドはシュトイデ。
39番:フルーリー、シュミードル、ヴェルバ、ヘグナー
40番:フルーリー、ヘルト、ヒントラー、ヴェルバ、ヤネシッツ
41番:フルーリー、ガブリエル、トゥルノフスキー、ヤネシッツ
なお、今回演奏されていた、Cl:シュミードル、Hr:ヘグナー、Fg:(ラインハルト)エールベルガー、Vn:ヘルスベルク、Vn:(ギュンター)ザイフェルト、Vc:バルトロメイ、Cb:ギュルトラー、各氏はその後引退され、Vc:ドレシャル氏、Tim:アルトマン氏はお亡くなりになっている。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック