ペトリ/ベルリン・バロック・ゾリステン

ミカラ・ペトリがソロを吹いたバッハ&テレマンのCD(BMG/RCA)を発見した。協演しているのは何と、クスマウル/ベルリン・バロック・ゾリステン。
先日も棚にガーディナー=WPhの「メリー・ウィドウ」(DG)があることを発見して驚いたのだが、1990~2000年頃、気になったCDは迷わず購入していた時代(年間200枚以上買っていた)に購入した一枚と思われる。このCDの場合、作曲家別ではなく、ペトリの演奏をまとめて置いてあったためすっかり埋もれていた。
収録曲目は下記の通り。
○バッハ:管弦楽組曲第2番ロ短調BWV1067
○バッハ:ブランデンブルク協奏曲第2番ヘ長調BWV1047
○テレマン:アルト・リコーダー、弦楽と通奏低音のための組曲イ短調
TWV55 A2
○バッハ:.ヴァイオリン、リコーダーとチェンバロのための三重協奏曲イ短調BWV1044
○録音:1998年3月8~11日/ベルリン・テルデック・スタジオ
なお、ブランデンブルクで協演しているのは、Ob:マイヤーとTrp:フリードリヒ
という豪華メンバー。
ベルリン・バロック・ゾリステンは1995年に結成されており、この録音はその最初期のものの一つのようである。
http://www.berlinerbarocksolisten.de/
このCDでもさすがに見事な演奏を聴かせるが、現在だからこそそう感じるのであり、買った当時はこの団体の凄さについてはまだ認識していなかったと思われる。
そして、ペトリは「モダン・リコーダー」奏者などと言われているようだが、オーケストラ・モーツァルトのブランデンブルクでもソリストとして吹いていたし、
http://zauberfloete.at.webry.info/200902/article_8.html
ここではベルリン・バロック・ゾリステンのソリストとして招かれている。
あらためてこのペトリの演奏を聴いてみて、即興/装飾演奏、トリルのかけ方、音の伸ばし方、ヴィブラートなど、どれをとっても、ピリオド奏法以外の何物でもなく、そしてひじょうに見事な演奏であると思った。

念のため、同じベルリン・バロック・ゾリステンにパユがソリストとして加わった、バッハの組曲第2番(EMI)を聴いてみた。録音は2000年9月、ロケーションは同じテルデック・スタジオ。
ベルリン・バロック・ゾリステンの演奏は、当然ながら2年前のものとほとんど変わっていない。パユの演奏も素晴らしく、奏法も(バロックとして)違和感がないが、装飾も控えめでやや禁欲的なもの。ポロネーズなどペトリの演奏よりずいぶん時間をかけて演奏している。
対してペトリの演奏は、サラバンド:アルト、ポロネーズ:ソプラニーノ、その他:ソプラノの各リコーダーを吹き分け、ソロはもちろんトゥッティでも繰り返しの2回目には装飾を付けるなど、自由で伸び伸びとした躍動感のある演奏を聴かせる。中でもポロネーズでの装飾はきわめて華麗な超絶技巧、反面、バディネリでは装飾なしの楽譜通りながら余韻を残して静かに終わる。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 1

なるほど(納得、参考になった、ヘー)

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック