最近読んだ本 2016/2

●「モーツァルト 最後の四年~栄光への門出~」クリストフ・ヴォルフ著/礒山雅訳(春秋社/2015.12)
不遇で貧窮のうちに亡くなったという俗説を完全に否定し、宮廷作曲家に任命された最後の4年間、前途洋々の未来に向けて野心的な創作を続けていたことを資料から実証。大きな反響を呼んだ、刺激的な新解釈。(春秋社HPより)
http://zauberfloete.at.webry.info/201602/article_4.html

●「美術館の舞台裏~魅せる展覧会を作るには~」高橋明也著(ちくま新書/2015.12)
著者は国立西洋美術館主任研究官・学芸課長を経て、三菱一号館美術館初代館長。興味深い現場の話が数多く語られる。ひじょうに面白かった。

●「江ノ島西浦写真館」三上延著(光文社/2015.12)
「ビブリア古書堂の事件手帖」の著者による新作(一部雑誌に掲載された章もある)。今度は江ノ島の写真館が舞台。「ビブリア」のトーンに似ていると言えば似ているが十分楽しめる作品となっている。

●「ヤマザキマリのリスボン日記」ヤマザキマリ著(朝日文庫/2015.12)
2004年8月から2008年1月までの日記。解説には、「テルマエ・ロマエ」の作者がヨーロッパの果てで綴った、笑いと涙と煩悩あふれる爆笑日記 と書かれているが、ちょっと他にはない内容でとにかくひじょうに面白かった。

●「人は血管から老化する」池谷敏郎著(青春出版社/2015.12)
血管ケアの重要性、血管にまつわる誤解、老けない血管をつくる食事、簡単エクササイズなど実用的な内容。そういえば、また頸動脈エコー検査を受けなければならないことを思い出した。
http://zauberfloete.at.webry.info/201509/article_12.html

●「ロマンシェ」原田マハ著(小学館/2015.11)
読み始めて、一緒に借りてきていた浅田次郎の本ではないかと思わず表紙を見直してしまった。設定は奇抜な(?)ところはあるとはいえ、やはり原田でなければ書けない内容で、後半はなかなか感動的だった。
驚いたのは、本書と連動して東京ステーションギャラリーでタイアップ企画としての展覧会が開かれていたこと。
http://www.ejrcf.or.jp/gallery/exhibition/201512_idem.html
残念ながらちょうど終了してしまったところ。ぜひ観てみたかった。

●「おひとりさまの最期」上野千鶴子著(朝日新聞出版/2015.11)
上野先生による「おひとりさま」シリーズ三部作の完結編。「在宅ひとり死」のすすめ。医療・看護・介護の現状、取材などからその問題点を明らかにする。いずれにしても人間にとって死は避けがたいものであり、それが近づきつつある読者としては、いろいろと考えさせられるものがあった。

●「あなたの脳のしつけ方」中野信子著(青春出版社/2015.11)
集中力、記憶力、判断力、モテ力などをどうつけるかについて、脳科学的な立場からその具体的な方法論が語られる。その意味ではひじょうに実用的。が、その通りに行けば苦労はないのだが・・・。

●「ラオスにいったい何があるというんですか?」村上春樹著(文藝春秋/2015/11)
アメリカ、アイスランド、フィンランド、ラオス、ギリシャ、イタリア、日本(熊本)などの紀行文集。体裁的に統一感(?)に欠けるという見方もあろうが、内容的には村上のもの。写真も少なくなく楽しめる。

●「ヘンタイ美術館」山田五郎・こやま淳子著(ダイヤモンド社/2015.11)
美術館館長(山田)、学芸員見習い(こやま)の役柄で対話形式で進められる。ルネサンス三大巨匠、やりすぎバロック(カラヴァッジオ、ルーベンス、レンブラント)、理想と現実(アングル、ドラクロワ、クールベ)、2文字ネーム印象派(マネ、モネ、ドガ)などの生涯/創作活動について、わかりやすく興味深く語られている。ひじょうに面白く、勉強になった。残念なのは本文中の作品の写真がモノクロで小さかったこと。

●「わが心のジェニファー」浅田次郎著(小学館/2015.10)
久しぶりに浅田次郎らしい(?)作品を読んだ。想定に不自然なところがあろうが、非現実的であろうが、楽しめなければ作品としては意味がない。その意味では十分楽しめた。最後の展開は意外なもの。

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