ベルリオーズ:幻想交響曲

1970年5月にカラヤン=ベルリン・フィルの演奏を東京文化会館で聴いた時には、この曲のことは一応一通り知っていたので、ミュンシュ=パリ管、クリュイタンス=フィルハーモニアOのレコードはその頃 既に持っていたのではないかと思う。その後、大学オケでOB(社会人2年目だった)ながら1番を吹かせてもらった時が、私にとってこの曲の最初で最後の実演経験。
それから数十年、この歳になってまたこの曲を演奏する機会があるとは夢にも思っていなかった。
来月、知人が所属するアマチュアオケの演奏会でこの曲を演奏する。
ちょっと聴いてみようと思い、CDのタナを調べてみたところ、
○ハイティンク=ウィーン・フィル(1979/DECCA)
○バレンボイム=ベルリン・フィル(1984/CBS)
という、マイナーな演奏の2枚しか見つからなかった(上記名盤2枚はCDに買い替えていない)。自主的に聴こうと思ったこともあまりないので(N響はじめ、来日オケなどの演奏はテレビなどで少なからず観てはいるが)、私にとって特別に愛着のある曲とも言えない。とはいえ、革新的な名曲と思うし、何よりこの曲が作曲されたのは1830年。ベートーヴェンの第九交響曲のわずか6年後、メンデルスゾーン「イタリア」とほぼ同時代(かそれより少し前)ということが直感的には信じ難い。

さて、今回私が頼まれたのは4番ファゴットで、使用するパート譜はベーレンライター版/1971。
私が持っている全音のスコアはブライトコプフ旧版とおそらく同じと思われるが、対比してみるとダイナミクス、スタカートの有無など少なからず違いがある。しかし、大きな違いは第一楽章で、旧版はファゴットは2本だがベーレンライター版では4本になっている。また、他の楽章(除く第二楽章)では旧版が1,3番と2,4番がそれぞれ同じパートであるのに対し、ベーレンライター版では1,2番、3,4番が同じパートになっている。
いずれにしても、ベルリオーズはファゴット(バソン)の音量が小さいことから倍管で吹くような指示をしたのだろう。なお、今回「ラコッツィ行進曲」(ブライトコプフ版)も演奏するのだが、こちらもファゴット4本になっている。私が持っている音楽之友社版のスコアは ファゴット2 と書いてあるので、長年ずっと2本だと思っていた。

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  • 春の演奏会(その1)終了

    Excerpt: 今年初の演奏会を終えた。今回は横浜の某市民オケの賛助出演。知人から「幻想」の4番ファゴット、練習1回で良いからということで頼まれたのだが、そういう訳にもいかず、結局4回ほど練習に参加させていただいたの.. Weblog: Zauberfloete 通信 racked: 2016-02-21 23:54