ベルガー・ファミリー

新譜情報によれば、フィリップス・クラシックス~ザ・ステレオ・イヤーズ(50CD)というセットが発売されるらしい。
http://www.hmv.co.jp/news/article/1512090002/
その中に以下のような記述があった。
Disc9
●ベートーヴェン:七重奏曲変ホ長調Op.20
ベルリン・フィルハーモニー八重奏団/録音:1972年
●ベートーヴェン:六重奏曲ト長調Op.81b
オトマール・ベルガー(Hr) マンフレート・クリアー(Hr)
ベルリン・フィルハーモニー八重奏団員/録音:1968年

このディスクは私も持っており、録音年月も上記と同様なのだが、演奏者はベルリン・フィルハーモニー八重奏団としか表記されておらず、六重奏曲のみマンフレート・クリエールと書かれている。
当時のベルリン・フィル八重奏団のホルン奏者はゲルト・ザイフェルトだったはず。
http://zauberfloete.at.webry.info/200901/article_12.html
ちょっと聴き直してみたが、やはり上を吹いているのはザイフェルトのような感じではある。

さて、ではここに書かれているオトマール・ベルガーとは何者なのかちょっと調べてみたところ、何とハンス・ベルガーの弟であることがわかった。以下、ベルガー・ファミリーのまとめ。

●テオドール・ベルガー(1905.5.18~1992.8.21)
作曲家、指揮者。1932年から指揮者、自作の曲でベルリンで成功。1939年からオーストリアで作曲家として活躍。
●ハンス・ベルガー(1907.3.25~1996.6.9)
テオドールの弟、ホルン奏者。カール・シュティーグラーに学び、1927~1928年ウィーン交響楽団、ライプツィヒ・ゲヴァントハウスOを経て、1929~1945年ベルリン国立歌劇場O首席、1945年ウィーンに戻り1946年からウィーン・フィルメンバーとなり、ゴットフリート・フォン・フライベルクとともに首席を務める。1972年引退。
*ハンス、シュティーグラー、フライベルクの演奏はHans Pizka Editionで聴くことができる。
http://www.pizka.de/cdcat.htm
●ホルスト・ベルガー(1933.3.25~2003.5.13)
ハンスの息子、打楽器奏者。ウィーン・フォルクスオパーOから1957年ウィーン国立歌劇場O、1958年~1995年ウィーン・フィル団員。
●ローラント・ベルガー(1937.6.16~)
ハンスの息子、ホルン奏者。フライベルクに学び、1955年ウィーン国立歌劇場O、1961年からウィーン・フィル団員、1962年より首席、1993年引退。
http://zauberfloete.at.webry.info/200610/article_10.html
●オトマール・ベルガー(1913.5.31~1970.6.10)
テオドールとハンスの弟、ホルン奏者。ウィーン・フォルクスオパーOを経てウィーン交響楽団員。
*ウィーン・コンツェルトハウスQtとのK334のディスク(ウエストミンスター/1954年録音)には、ホルン:ハンス・ベルガー、オトマール・ベルガーの表記がある。
●オトマール・ベルガーjun.(1940.1.11~)
オトマールsen.の息子、ホルン奏者。ウィーン国立歌劇場舞台O、トンキュンストラーOなどを経て1968年からウィーン交響楽団員。

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