ラトル=ベルリン・フィル/モーツァルト交響曲集

ベルリン・フィル デジタル・コンサートホールのニュースレター上でラトル指揮モーツァルト三大交響曲の演奏会のライブ無料サービスが付いていたので視聴した。2013年8月23日の演奏会で、このうち「ジュピター」は「レコード芸術」誌の付録として添付されていたもの。
http://zauberfloete.at.webry.info/201407/article_19.html

○交響曲第39番変ホ長調
映像を観てまず驚いたのは楽器配置/楽員の並び方。木管前列はブラウ一人で、後列に向かって左からホルン、クラリネット、ファゴット、トランペット、ティンパニ、と並んでいる。クラリネットが前列に降りることが少なくないので、何とも変則的と言わざるを得ない。
序奏はやや速めではあるが、アレグロと連動するほどの速さではない。
http://zauberfloete.at.webry.info/201202/article_17.html
http://zauberfloete.at.webry.info/201202/article_19.html
http://zauberfloete.at.webry.info/201202/article_20.html
ヴェルツェルの(小型)ティンパニが吠えまくって(?)いたが、ラトルらしいきびきびした音楽づくり。第一楽章最後の和音を弱奏にする収め方は効果的だった。第二楽章は二つ振り、メヌエットも一つ振りで音楽がよく流れる。トリオもヴァイオリンが一箇所装飾を付けた以外はクラリネット始め楽譜通りの禁欲的な演奏。ダカーポの仕方はなかなか主張があった。
終楽章はすべて反復指示を守っており、バランスなど(例えばファゴットとフルートの掛け合いの箇所は弦を極端に小さくするなど)隅々まで配慮の行き届いた演奏だった。

○交響曲第40番ト短調
ラトルには珍しく、厳しく激しい音楽づくり。クラリネット入りの版を使用。クレッシェンド&ディミヌエンドやトゥッティでの和音(特に最後の音)の処理などを工夫して巧みに変化を付けていた。第二楽章では深く沈潜したかと思えば激しい表情も見せる。メヌエットも各旋律線をクリアに強調しつつ全体のバランスも見事に整理されていた。トリオ後半の表情の付け方は自然かつ効果的で見事だった。終楽章も厳しい音楽でなかなか聴き応えがあった。
木管はブラウ、マイヤー、オッテンザマー、ダミアーノ、ホルンはトラ。

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