「魔笛」初ソリスト合わせ

再来週に本番を控えた「魔笛」のソリスト合わせがあった。猛暑の中、冷房のない区立中学校の体育館での朝から夕方までの練習。これまでオケだけで6回の練習を重ねてきたが、声楽ソリストとの合わせは今回が初めて。二日公演/ダブルキャストということで、午前と午後、それぞれ全曲を通すという練習内容。
アマチュアの弱体オケに対し、ソリストはバリバリのプロの方々。気合いの入り方が違い、まず圧倒される。その辺にいる普通の女の子のような人が、歌い始めると表情、姿勢、動作などが一変し、その役になり切り、凄いパワーで迫ってくる・・・。まさに真剣勝負という感じなのでこちらも手を抜けるハズはなく、全力で対抗せざるを得なかった。が、もともと「魔笛」ということで普段(他の曲)とは違う、密度の高い取り組みをしていた上に、さらにプレッシャーがかかったため終わった時はへとへとに疲れたがとにかく得難い経験ではあった。
今回あらためて感じたことは、やはりモーツァルトは天才であるということ。単に鑑賞するだけとは違い、実際に演奏してみるとその圧倒的な素晴らしさが体感できる。ファゴットパートなど、全部の音が聴こえる(トゥッティや声楽と一緒でも自分の音が聴こえる)ように、かつ見事な効果を持って書かれているので、まったく休むこともできないため、結果的に最初から最後まで全力投球せざるえを得ないこととなる。
私も長年オケをやっているが、オペラ全曲というのは今回が初めて。私が大好きなモーツァルト、さらにその作品の中でもある意味頂点である「魔笛」。演奏していてこんなに楽しく充実していることは本当に初めてで、一緒に演奏していてその音楽に胸が熱くなったり、思わず我を忘れたりしてしまう・・・。この瞬間がずっと続いてくれれば良い、という経験は滅多にあるものではないが、今日の練習はまさにそのような至福の時間だった。本当に生きていて良かったと思う。

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