春の演奏会(その5)終了

連休最終日、バッハ:カンタータ演奏会を終えた。この団体は1992年以来、バッハのカンタータ全曲演奏を目指している(私は昨年入団させていただいたばかりの新入り)。曲目は下記の通り。なお、今回はトランペットとティンパニも加わり華やかな響きだった。
○J.S.バッハ:カンタータ第43番「神は歓呼のなかで昇りたもう」"Gott faehret auf mit Jauchzen", BWV43
○J.S.バッハ:カンタータ第193番「汝ら、シオンの門よ」"Ihr Tore zu Zion", BWV193
○J.S.バッハ:カンタータ第197番「神はわれらの確信なり」"Gott ist unsre Zuversicht", BWV197
今回の演奏会はある意味でかなり「きつい」演奏会ではあった。
バッハのカンタータの通奏低音は、全曲を通して連続して出番があるということ(ファゴットは原則としてレチタティーヴォは休み、アリアも曲によっては休みなのではるあるが)がまずその理由。普通のオーケストラ曲の場合、ずっと吹き通しということはないし、金管や打楽器がフォルテになったらいつでも休めるのだが、バッハの通奏低音のファゴットはトゥッティでも聴こえることもあり、ほとんど休むことができなかった。
さらに、通常の曲にはない、ファゴットのオブリガートが付いた曲(第197番第6曲)、
http://zauberfloete.at.webry.info/201412/article_3.html
かなり難しい通奏低音の曲(第43番第7曲)、これはチェロ、バス、オルガンと一緒ではあったが、
http://zauberfloete.at.webry.info/201503/article_19.html
第43番第9曲アルトのアリアでは伴奏がオーボエ2本ということもあり、通奏低音はファゴット、コントラバス、オルガンという編成で演奏させていただいた。この編成だとファゴットは完璧に最初から最後まではっきり聴こえることになり、まったく気が抜けないこととなった。
ということで体力的に大変な中、多少のキズはあったにせよ、全般的にはまあまあの水準(と自分では思っているが・・)で終えることができた。
まだ入団してから約1年、演奏会も2回目ではあったが、バッハ:カンタータ(の通奏低音)の奥深さ/面白さをあらためて感じている。合唱と一緒のトゥッティで得られる素晴らしい高揚感、アリアのオケ伴奏でのしっとりした充実感や安らぎ、声楽ソロ+少数の伴奏/オブリガート楽器+通奏低音での室内楽的アンサンブルから得られる親密性などなど。さまざまな顔と雰囲気を持ちつつ、同時にその表情が変化に富んでいながら、そこには一貫したバッハの崇高な世界がある・・・。

さて、次回(11月)の演奏会、先日曲目が決定したのだが何と第155番も含まれている。
http://zauberfloete.at.webry.info/201408/article_1.html
こんなに早くこの名曲を演奏させていただけるとは思ってもいなかった。今からとても楽しみであり、万全を期して臨みたい。

(以下余談)
今回は本番用のリードをずっと温存しており、前日のゲネプロで初めて使ったのだが、オーボエ奏者の方から「音が変わったようですが」と言われ驚いた。普通、そのような違いに気付いてくれる人は滅多にいないのだが、新しく(ケーンが新しい/疲れていないと反応もよく柔軟性にも富む)、自分でも吹きやすいと思っているリードは、やはり人が聴いても好ましく鳴っているということを確認できた。

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  • チェロ/バス全員休み

    Excerpt: 小編成のオケに入ったのはここ数年のことではあるが、今日の練習はチェロ/バスのメンバーが全員休みで、ファゴットが一人でチェロ/バスおよびソロ・チェロパートを演奏させていただくことになった(曲はハイドンの.. Weblog: Zauberfloete 通信 racked: 2015-06-27 22:50