「魔笛」/ハイティンク=バイエルン放送交響楽団

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ハイティンク指揮の「魔笛」(EMI)を聴いた。このCD、3枚組で買った時は10500円(!)もしたのだが、今はいくらで買えるのだろうか? しかし演奏はひじょうに素晴らしく、私は「魔笛」の中でもベスト1と思っている。声楽ソリスト等は下記の通り。
○パミーナ:ルチア・ポップ
○タミーノ:ジークフリート・イェルザレム
○パパゲーノ:ウォルフガング・ブレンデル
○パパゲーナ:ブリギッテ・リントナー
○夜の女王:エディタ・グルベローヴァ 
○ザラストロ:ローラント・ブラハト
○モノスタトス:ハインツ・ツェドニク
○弁者:ノーマン・ベイリー
○第1の待女:マリリン・リチャードソン
○第2の待女:ドリス・ゾッフェル
○第3の待女:オルトルン・ヴェンケル
○第1の僧:ヴァルデマール・クメント
○第2の僧:エーリヒ・クンツ
○第3の僧:アンドレ・フォン・マットーニ
○第1の武士:ペーター・ホフマン
○第2の武士:オーゲ・ハウグランド    
○3人の少年:テルツ少年合唱団員

○指揮:ベルナルト・ハイティンク
○管弦楽:バイエルン放送交響楽団
○フルート・ソロ:アンドラーシュ・アドリアン
○合唱指揮:グスターフ・シェクヴィスト
○合唱:バイエルン放送合唱団
○録音:1981年4月1~13日 ミュンヘン・ヘラクレスザール
○プロデユーサ:テオドール・ホイツィンガー、ジョン・モードラー
○バランス・エンジニア:マーティン・ヴェール
○テープ編集:イレーネ・ティーマン

グルベローヴァ(夜の女王)、ポップ(パミーナ)、イェルザレム(タミーノ)、ブレンデル(パパゲーノ)などに加え、クンツやクメントなどのベテラン、さらにはペーター・ホフマンなどが脇を固める配役がすごい。また、パパゲーナ役のブリギッテ・リントナーは当時18歳とのこと。それぞれに優れた美しい歌唱を聴かせる。
が、それに劣らずここでのオーケストラはとにかく素晴らしい。EMIらしからぬふっくらとした、それでいてクリアな録音で、バイエルン放送響の卓越した巧さとその美しい音色を余すところなく伝えている。声楽とのバランスも良い。
ハイティンクの指揮は概して遅め(特に序曲のアダージョ)だが、端正で格調の高い音楽づくりとなっている。響きがシンフォニック過ぎるという見方もあろうが、私はだからこそ良いと思っている。

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この記事へのコメント

ろーたこっほ
2015年05月12日 18:37
この演奏の存在を忘れていました。
確かに総合点でみるとこれが一番欠点が少ない演奏だと思います。オーボエはクレメントだと思うのでですがどうでしょうか。
段ボールにしまってあったCDを探し出してきましたが、2002年ころ、セールで安くなっていた輸入盤を4000円くらいで入手しています。おそらくその後廃盤になったようで、現在では全曲盤は売っていないようです。
良い演奏なので、値段を下げて再発すべきだと思うのですが、レコード会社は所有する音源の価値がわかっていないのでしょうね。
2015年05月12日 22:27
ろーたーこっほさま
たびたびコメントありがとうございます。
確かに、この素晴らしい演奏はクレメントのようにも思います。声楽ソリストもみな優れていますが、このオケはベルリン、ウィーンに匹敵する最高レベルだと思います。

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