ハイドン:パリ交響曲集/ノリントン=チューリッヒ室内O

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ノリントン=チューリッヒ室内管弦楽団によるハイドンのパリ交響曲集(SONY)を聴いた。2014/6/26、7/9・10にスイス、ZKOハウスで録音されたもの。曲目/曲順は下記の通り。
○交響曲第87番イ長調
○交響曲第85番変ロ長調「王妃」
○交響曲第83番ト短調「めんどり」
○交響曲第84番変ホ長調
○交響曲第86番ニ長調
○交響曲第82番ハ長調「熊」
チューリッヒ室内管弦楽団は写真で見る限り20人ちょっとの少編成。管楽器は現代楽器のように見えるが、2011/2012年のシーズンから弦楽器はガット弦+バロックボウを使用しているとのこと。さて今回のパリ・セット、ノリントンの意図(?)が隅々まで徹底しており大変面白い。すべての反復を実行し、頻出するレガート奏法。とはいえ、アーノンクールやファイのような唐突で人を驚かすようなダイナミクスやアクセントなどはなく、音楽が自然に流れるという点はひじょうに好ましい。ノリントンの音楽はちょっと変わったところがあるとはいえ、生き生きとした躍動感に満ちており、時おりユーモアも垣間見え、聴いていて楽しい。管楽器の気の利いた装飾とか、トリオでヴァイオリンを一人で弾かせたりなど随所に遊びもある。
最も素晴らしい演奏と思ったのは第86番。この曲の良さ/楽しさが100%表現されていると思う。また、あまり人気ははないが個人的には好きな第84番も大人しい(?)が優雅で美しい仕上がりとなっている。が、期待していた第85番は第二楽章のテンポが速すぎてちょっと? あれではフルートの装飾も無理・・・。
今回久しぶりにパリ・セットを全部聴いてみて、普段あまり積極的には聴かない「熊」や「めんどり」も意外に良い曲であることを再認識した。そしてこの3枚組のセット、今回の買値は1,755円。絶対お買い得だと思う。

以下余談だが、このジャケットを見た瞬間に、アーノンクール=ウィーン・コンツェントゥス・ムジクスのパリ交響曲集のジャケットを思い出した。
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解説書をみるとやはり、デザイン担当は両者とも、Christine Schweitzer という人だった。
http://www.schweitzer-design.de/

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