子供のための「くるみ割り人形」

先日、ベルリン・フィル デジタル・コンサートホールのアーカイブを観ていたら、「教育プログラム」というセクションはほとんどが無料映像であることがわかった。ということで、とりあえず観たのがこれ。
2010年12月11日にフィルハーモニー・ホールで行われた子供のためのコンサート。管楽九重奏+コントラバスという編成による「くるみ割り人形」。クリスマスの演出で、子供たちの踊りもあり、初心者にもわかりやすく、ひじょうに楽しいものになっている。司会はホルン奏者のサラ(彼女はドイツ語でしゃべっているが英語の同時ナレーションも入っている)。演奏者は下記の通り。
○フルート:ミヒャエル・ハーゼル
○オーボエ/コーラングレ:ジョナサン・ケリー/アンドレアス・ヴィットマン
○クラリネット/バスクラリネット:アレクサンダー・バーダー/ヴァルター・ザイファース
○ファゴット:ダニエーレ・ダミアーノ/ヘニング・トローク
○ホルン:サラ・ウィリス/ファーガス・マクウィリアム
○コントラバス:ルドルフ・ヴァツェル
「くるみ割り人形」と言ってもいわゆる組曲版ではなく、全曲版の流れに沿って主要な曲をピックアップしたもの(花のワルツは入っていない)。編曲はアンドレアス.N.タルクマン(1956年ハノーファー生まれの作曲家、編曲家。モーツァルト始め多くの作品の編曲で定評がある)。この曲もひじょうに見事な編曲で少人数ながら素晴らしい演奏効果をあげている(ただし技術的には難しそうではあるが)。
各奏者は自分の楽器以外に、トライアングル、カスタネット、タンバリン、サスペンデッド・シンバル等の打楽器、トイ・トランペット、歌なども担当している。そして「金平糖の踊り」ではハーゼルがチェレスタを弾いていたが、タルクマンの編曲版にはチェレスタは入っていないので、この演奏会のためのオリジナルなのかも知れない。
http://www.tarkmann.de/einzelwerk3.php?dnr=26
演奏はもちろん素晴らしく卓越したもので、十分な聴き応えがある。そして、サラの司会も語りが上手いだけでなく、会場を盛り上げてこの演奏会を楽しいものにしている。
ということで前置きばかり長くなってしまったが、百聞は一見に如かず。
https://www.digitalconcerthall.com/ja/concert/1572

以下余談だが、この時2ndファゴットを吹いているトローク氏、既に定年を迎えて退団されていたのだが特別出演だったのだろうか(この時氏は70歳)。
http://zauberfloete.at.webry.info/200708/article_21.html

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック