「新印象派~光と色のドラマ~」展

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「新印象派」展を観た(東京都美術館)。「モネ、スーラ、シニャックからマティスまで」というサブタイトル通り、印象派を継承しつつ、色彩理論/光学研究に基づく点描技法による光と色の効果を追求した新印象派を中心に、その変容ととフォービズムへのつながりを辿る約100点の展示。
会場に入るといきなりモネの「税官吏の小屋」など優れた3点が。やはりモネは素晴らしい・・・。
「新印象派」という呼び方は1886年に始まったらしい。まずスーラ、「グランド・ジャット島の日曜日の午後」があまりにも有名だが、今回はその習作が4点、他にも数点が展示されていた。私も知らなかったのだがスーラは31歳という短い生涯だったとのこと。
点描技法というと、スーラ、シニャック、ピサロくらいしか知らなかったのだが、今回はベルギーの作家も含め多くの作品を観ることができた。中でもマクシミリアン・リュスという人の作品はなかなか素晴らしかったと思う。
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       マクシミリアン・リュス:モンマルトルからのパリの眺め(1887年)

また、第3章:色彩の開放/1895~1905年での、アンリ=エドモン・クロスという人の作品もなかなか魅力的だった。マティスにつながる色彩も垣間見られる。
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       アンリ=エドモン・クロス:マントンの眺め(1899~1900年頃)

そして最も興味深かったのが、エピローグ:フォービズムの誕生へ、という章。シニャックやクロスの作風も変化し、マティス、ドランにつながっていくことが実感された。
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       アンリ・マティス:ラ・ムラード(1905年)

終了まであと10日余りという時期ではあったが比較的空いており、ゆっくりと、そして各作品を距離をもって(離れて)鑑賞することができた(印象派以上に点描技法による作品はそれなりの距離が必要だと思う)。そして、今回も、「ぶらぶら美術・博物館」(BS日テレ)の解説がひじょうに役立った。
http://www.bs4.jp/burabi/onair/166/index.html

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