モーツァルト:12のデュオK487(496a) ~その2 ポロネーズ~

モーツァルト:12のデュオK487(496a) 、第4曲にはポロネーズの指定がある。
http://zauberfloete.at.webry.info/201405/article_18.html
3つの管楽器のためのディヴェルティメント(K439b)の中の一曲にもこの指定があったことを思い出したため、モーツァルトの他の楽曲でどれくらい「ポロネーズ」が使われているかを調べてみた。
その結果、その他には管楽六重奏の変ホ長調のディヴェルティメント(K253)の第三楽章ポロネーズ アンダンテ、あとはK284のピアノソナタ第二楽章くらいでしか使用されていないことがわかった(NMAの検索機能を活用)。
そもそも、ポロネーズとはポーランドに伝わる民族舞曲で、比較的テンポの遅い威厳に満ちた格調高い三拍子の音楽(典型的なリズムは「タン・タタ・タ・タ・タ・タ」)、二拍目のアクセントおよびフレーズの終わりが弱拍に落ちるような終止形(女性終止)を持つのが特徴、とされている。
また、「第一拍が16分音符で細分されているのが特徴であるが、初期のものは必ずしもこれに従わず、二拍子のものもある。現在のリズムが定着したのは古典派の時代である」、と説明されていることもある。

ということで、バッハの組曲第2番や、ブランデンブルク協奏曲第1番終楽章中間部(ポラッカ)などにみられるような「ポロネーズ」は、17世紀フランスで「ポーランド風」の作品をそのように呼んだことに由るのではないかと思われる。
モーツァルトにおける「ポロネーズ」も、そのような意味で使われていると思うが、残された上記4曲のポロネーズの中では、この12のデュオ第4曲が一般的なポロネーズのリズムに一番近い曲であるように思う。

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