ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲イ短調

ブラームスの最後の管弦楽曲であるこの曲は、第四交響曲が作曲された翌年の1887年に作曲された。「合奏協奏曲」からその形式の着想を得たとも言われており、ブラームスらしく地味で渋い曲であると思う。
来週の演奏会、さらに秋の演奏会でもこの曲を演奏することになっているのだが、実は私にとってはあまり馴染みのない曲だった。そのため、曲目が決まった去年の秋にスコアを買ってから少しずつ勉強している。なお、持っているCDは下記の2枚だけ。
○オイストラフ(ヴァイオリン)/ロストロポーヴィチ(チェロ)/セル=クリーヴランドO(1969/EMI)
○シャハム(ヴァイオリン)/ワン(チェロ)/アバド=ベルリン・フィル(2001/DG)
そして最近入手したのが、バティアシュヴィリ、モルク、ラトル=ベルリン・フィルによる2007年ヨーロッパ・コンサートのDVD(Euroarts)。
http://zauberfloete.at.webry.info/201312/article_5.html

演奏会を来週に控え、オケだけの練習は何回かしてきたのだが、前回初めてのソロ合わせがあった(練習はあと一回しかない)。やってみて協奏曲というのは面白い反面、やはり難しいということもあらためて実感した。今回は2ndとはいえ、結構聴こえるところが少なくない。
そして、先日この曲のプロオケの演奏を聴いてきた。サッシャ・ゲッツェル=神奈川フィルの演奏で、ソリストはコンマスとチェロ首席奏者。
やはり実演で聴くとホールでのソロや木管・ホルンなどの聴こえ方がわかり、ひじょうに参考になる。聴こえ難くなる箇所、遅れ気味に聴こえる箇所、特に二楽章のファゴットのダイナミクスの加減など、やはり事前に聴いておいて良かったと思う。CDで聴いただけではなかなかそこまではわからない。
以前、メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲をやった時も事前のコンサートが本番に役に立った。
http://zauberfloete.at.webry.info/200907/article_1.html

さて、話が逸れるが今回、神奈川フィルを振ったサッシャ・ゲッツェル、つい最近までウィーン・フィルのヴァイオリン奏者だったはずだが、オケはやめて指揮者に転身したようだ。この人、同じくウィーン・フィルのヴァイオリン奏者だったペーター・ゲッツェルのご子息らしい。
http://zauberfloete.at.webry.info/201012/article_8.html
そして、今回のコンサートの後半で演奏されたリヒャルト・シュトラウス:「ばらの騎士」組曲の指揮ぶりを見ていて、明らかにカルロス・クライバーの影響を受けていることが感じられた。かのマンフレート・ホーネク(ライナーの兄、ウィーン・フィルのヴィオラ奏者から指揮者になった)ほどではないが・・・。

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