ラトル=ベルリン・フィル/ヨーロッパ・コンサート2007

来年はブラームス:Vn&Vcの二重協奏曲を2回(年明けと秋)演奏する予定になっており、勉強の意味もありこのDVD(EuroArtsレーベル「カタログ付DVD」で廉価盤化)を購入した。2007年5月1日のヨーロッパ・コンサートの映像で曲目等は下記の通り。
○ワーグナー:楽劇「パルジファル」前奏曲
○ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲イ短調Op.102
○ブラームス:交響曲第4番ホ短調Op.98
二重協奏曲のソリストはヴァイオリン:リサ・バティアシュヴィリ、チェロ:トルルス・モルク。
ベルリンでのコンサートなのだが、会場はフィルハーモニーではなく、19世紀に建設されたケーブル工場で、「カーベルヴェルク・オーバーシュプレー」というところ。意外に良い音がしており、特に(録音のせいかも知れないが)低弦の豊かな響きはひじょうに好ましかった。
モルクという人(バッハの無伴奏は名演らしい)は初めて聴いたが、やや控えめとはいえ熱いところは熱く、なかなか良い演奏をしていた。バティアシュヴィリのヴァイオリンはもちろん期待通りの素晴らしさ。かなり地味な曲なので、聴かせにくい曲だと思うが二人の息も合い、名演だったと思う。
続いて第4シンフォニー、ラトルの指揮は緩急やダイナミクスの幅は大きいが、自然さを失っておらず意外に好ましく聴けた。もちろんベルリン・フィルはひじょうに素晴らしい。
久しぶりに安永のコンマス姿を観たが、やはり樫本とは弾き方やキャラクターが全く異なる。カラヤンが指揮者の時だったら樫本は採用されただろうかとふと思う。もちろん、ソリストとしての樫本は卓越した技量を持っているのだが、カラヤン時代のベルリン・フィルのコンマスとしてはやや華やかで個性的過ぎるようにも思える・・・。
あと、第一楽章終わりのティンパニの4つのEの音をゼーガースは両手で叩いていたように見えた。

*メンバーは、コンマス:安永、トップサイド:シュタブラヴァ、Vc:クヴァント、Vla:キャリー・デニス、2nd:シュタデルマン。管はブラウ、マイヤー、シュテフェンス、シュヴァイゲルト、ホルン:ドール、Trp:タルコヴィ、Timp:ゼーガース。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック

  • ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲イ短調

    Excerpt: ブラームスの最後の管弦楽曲であるこの曲は、第四交響曲が作曲された翌年の1887年に作曲された。「合奏協奏曲」からその形式の着想を得たとも言われており、ブラームスらしく地味で渋い曲であると思う。 来週.. Weblog: Zauberfloete 通信 racked: 2014-01-27 23:57