ホルスト:組曲「惑星」

ティンパ二2組、ハープ2台、オルガン、チェレスタ、女声合唱などが指定されている巨大な編成のこの曲を、私が初めて聴いたのは大昔、日テレでやっていた読響演奏会の放送で観た時にさかのぼる。その後、カラヤン=ウィーン・フィルのレコード(DECCA輸入盤)を聴いてその演奏の素晴らしさに仰天したものだった。このレコードはその後CDに買い替え、他にベルリン・フィルとの再録(DG)、ディヴィス=ベルリン・フィル(PHILIPS)との演奏も持っているが、ウィーン・フィル盤がいまだに決定盤と思う(何年も聴いていないが)。
「クラシック音楽館 N響コンサート」は下野竜也指揮でN響第1757回定期公演(6/8NHKホール)の放送。N響も何回かこの曲を演奏しているとは思うが、あまり観た記憶がない。
個人的な見どころは、やはり管楽器の特殊楽器。
まず、火星のテナー・チューバ(B管の指定がある)。今回はユーフォニアムで吹いていた(カラヤン=WPhの演奏ではおそらくテナー・ホルンで吹いている)。
次に土星(と海王星)でのバス・オーボエ。スコアでの指定はバス・オーボエとなっているが、バリトン・オーボエともいうらしい(音域はオーボエのオクターヴ下)。また、この楽器を改良したヘッケルフォーンが使われることもあるようで、今回、和久井氏が吹いていたのはボーカルの形状からヘッケルフォーンではないかと思われる。
あとはバスフルート。これは特に問題はなく(?)普通のアルトフルートで吹いていた。なお、スコアにはバスフルートin G という指定があるがこれはアルトフルートのこと(「ダフニス」や「春の祭典」で使われる)。

今回は佐藤女史が吹いていた新型の(?)コントラがよく見えた。通常下を向くベルが途中で折り曲げられて上方/前方を向いている。何となく龍をイメージさせる不思議な形状で、あれなら音がよく聴こえそうである。

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この記事へのコメント

M.S.
2013年08月21日 00:48
和久井さんの吹いていた茶色の楽器は何でしょうね。最後にオーボエ族5人で立っているところを見る限り普通のヘッケルフォーンには見えません。黒いバスオーボエも吹いていたようですが、そんなに違うんでしょうか。もう1つ気になったのが菅原さんの白いピッコロ。まるで3Dプリンタで作ったような材質に見えたのですが...
2013年08月21日 21:03
M.S.さま
コメントありがとうございます。あの時は録画ではなく、リアルタイムで見ていたため、あらためて見直すことができません。ボーカルがS字状ではなくまっすぐに見えたのでヘッケルフォーンだと思ったのですが、どうだったのでしょうか? 管が茶色/赤であればヘッケルフォーンの可能性は高いと思いますが・・・。また、和久井さんが垂直ではなく、斜めに楽器構えて吹いていたようにも見えたのですが・・・。

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