ティーレマン=シュターツカペレ・ドレスデン/ブラームス:交響曲第2番ニ長調

プレミアム・シアターで放送された映像で、ドレスデンのゼンパーオーパーで2013年1月の収録。他に、ブゾーニ:喜劇序曲 作品38、ブラームス:ピアノ協奏曲第2番変ロ長調 作品83(ピアノ:マウリツィオ・ポリーニ)も演奏された。
ティーレマンの指揮は、概してテンポは速めだが、フレーズに応じてテンポを巧みに変化させ、ある時は凄まじいアチェレランドをかけたかと思えば、フッと力を抜いてオケを惰性に任せる(?)時もある。それらの緩急や盛り上げ方の呼吸は極めて自然で無理がなく、効果的/ドラマティクに聴こえる。が、そのやり取りは自然ではあるものの、前もって計画されたものではおそらくないために、演奏する側も眼を離すことができず、指揮に惹き込まれていくという構図が成り立っているのではとも思われる。
さて、ブラームス:交響曲第2番。第一楽章提示部の繰り返しも行ってはいたが、ティーレマンはぐいぐいとオケを引っ張っていくので長さはそれほど感じない。第二主題もさほど歌い込むことなく淡白だった。第二楽章もあまり濃くはない味付け。第三楽章も快速でプレストはかなりの速さ、それだけに最後のフェルマータ、全休止が効果的だった。終楽章はかなりの部分をオケに任せていたようにも見受けられたが、要所はきちんと締め、クライマックスへの持って行き方も見事なものだったと思う。全般的に勢いの感じられる生き生きとした素晴らしい演奏だった。
オケはさすがに上手く、気紛れ(?)なティーレマンの指揮にきっちりつけほとんど乱れを見せなかった。クラリネットのトップにはなぜか(アンドレアス)オッテンザマーが座っていたが、他の木管、ホルンもなかなかの秀演だったと思う。

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この記事へのコメント

jsbachpro
2013年08月14日 21:39
いつもお世話になります。このティーレマンのブラームスのブログは読むのが2回目なのですが、ついコメントしてしまいました。
ティーレマン、そしてドレスデンはいたく感動いたしました。ところがポリーニが問題です。第1協奏曲は2012年4月の再放送でしたが、この曲もそして第2協奏曲も何も伝わってこないのです。昨日バックハウス、ベーム盤を聞きなおして、まるで違う。まるで違う。まるで違うのです。高橋さんもポリーニについては何も書かれていない。同様だったのでしょうか。また、オッテンザマーのことを書かれていましたが、チェロはヴァルガだと思うのですが、ティーレマンはバイロイトといい、今回といい彼が気に入っているのでしょうか。
2013年08月14日 22:53
jsbachproさま
コメントありがとうございます。ポリーニの演奏については私もあまりピンとこなかったので、敢えて何も書きませんでした。曲がモーツァルトだったら何か書いたかも知れませんが・・・。

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