コパチンスカヤ/ヴァイオリン・リサイタル 

録画しておいたパトリツィア・コパチンスカヤのヴァイオリン・リサイタルを観た(クラシック倶楽部/NHK BSプレミアム)。2012年11月13日トッパンホールでの収録。全曲ヴァイオリン・ソロ、曲目は下記の通り。なお、今回の放送は再放送らしいが私は初めて観た。 
○ジョヴァンニ・バッティスタ・ヴィターリ:「トランペットのカプリッチョ」
○クルターク:「サイン・ゲーム・メッセージ」から「メンシャロス・ラースローへの追悼」
○クルターク:「サイン・ゲーム・メッセージ」から「無窮動」
○クルターク:「カフカ断章」から「誰かが私の服を引っ張った」
○クルターク:「サイン・ゲーム・メッセージ」から「ジョン・ケージへのオマージュ」
○クルターク:「カフカ断章」から「私の耳は…」
○クルターク:「サイン・ゲーム・メッセージ」から「秋の光景」
○クルターク:「サイン、ゲーム、メッセージ」から「カレンツァの舞曲」
○クルターク:「カフカ断章」から「不安」
○エネスコ:「幼き頃の印象」から「フィドル弾き」
○バルトーク:無伴奏バイオリン・ソナタ
○サンチェス・チョン:「クリン」
○ピアソラ:タンゴ・エチュード第3番
私が知っている曲は一曲もなかったのだが、コパチンスカヤの気迫にすっかり惹き込まれ、最後まで真剣に観てしまった。とにかく圧倒的な表現力と言うか、聴く/観る者の心をとらえて離さないステージだった。
コパチンスカヤは、指、手、腕、上半身でヴァイオリンを操るだけではなく、眼、表情、曲によっては声、さらに全身の動きなども動員して曲を具現化していく。この人は優れた音楽性、卓越したテクニック、極め付きの美音に加え、巫女を想起させるカリスマ性、天才的な閃き、獲物を狙って逃さない動物的本能なども併せ持っている。

*ジェルジュ・クルタークは1926年生まれのルーマニア出身のハンガリー人の作曲家、ピアニスト。バルトーク、ウェーベルンらの影響を受けており、表現主義においてウェーベルンの後継者と言われている。「カフカ断章」は、フランツ・カフカの断片的な40のテキストを素材に書かれたヴァイオリン独奏とソプラノ独唱のための曲。

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