シベリウス:ヴァイオリン協奏曲ニ短調

バッハ、モーツァルト、ベートーヴェン、ブラームス、メンデルスゾーン、チャイコフスキーなどとともに、私にとっては大切なヴァイオリン協奏曲。数年前に一度だけオケの1stを吹いたことがあり、それ以来ますます身近な曲となっている。シベリウス特有の仄暗くい雰囲気、透明な空気感と静かな佇まい・・・。外面的な派手さもあまりなく、親しみやすい曲でもないが、他の曲にはない独特の味を持っている名曲と思う。そして、聴いていると比較的単純な曲のように感じるが、合せてみると意外に上手く行かないところが多く、その意味ではオケにとっても難曲と思う。もちろん、ソリストにとっても難しい曲なのか、以前聴いた某著名ヴァイオリニストの実演も冴えないものだったことは記憶に新しい。
録画しておいた「特選オーケストラ・ライブ NHK音楽祭2012」を観た。今回はゲルギエフ指揮マリンスキー劇場管弦楽団の演奏。2012年11月15日NHKホールでの収録。曲目はシベリウス:ヴァイオリン協奏曲ニ短調作品47ほか、ソリストはレオニダス・カヴァコス。
カヴァコスというと、シベリウスのヴァイオリン協奏曲のオリジナル版を録音(BIS)した人と記憶する(私もCDを持っている)。弾き姿は初めて観たが、容貌も一風変わった、音楽家らしくはない人で、音楽もヨーロッパの伝統的なものとはやや異なったものを持っているように感じられた(ギリシア出身の人らしい)。やや危ういところが何箇所かあったとはいえ、スケールの大きい伸び伸びとした演奏を聴かせてくれた。
ゲルギエフの指揮は、例によって短い楊枝のような指揮棒(?)を使って、かなり速い動作の指揮をするのだが、わかりにくいと言うか見にくいことこの上ない・・・。とはいえ、ウィーン・フィル始め著名なオケから呼ばれるのだから、見ただけではわからない凄いものを持っている人ではあるのだろう。

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  • ベルリン・フィル/ヨーロッパ・コンサート2015

    Excerpt: 録画しておいた「プレミアムシアター」を観た。2015年のヨーロッパ・コンサートはギリシャ、アテネでの演奏、指揮はラトル。曲目は下記の通り。 ○ロッシーニ:歌劇「セミラーミデ」序曲 ○シベリウス:ヴ.. Weblog: Zauberfloete 通信 racked: 2015-06-02 21:55