マゼール=N響演奏会

「特選オーケストラ・ライブ」(NHK-BSプレミアム)を観た。今回はN響第1738回定期公演で、2012年10月24日サントリーホールで収録されたもの。指揮はロリン・マゼール、曲目等は下記の通り。
○モーツァルト:交響曲第38番二長調K504「プラハ」
○ウェーバー:クラリネット協奏曲第2番変ホ長調作品74/クラリネット:ダニエル・オッテンザマー
○オッテンザマー:「ヴェルディの主題によるファンタジア」(アンコール)/クラリネット:ダニエル・オッテンザマー
○ラヴェル:「スペイン狂詩曲」
○ラヴェル:「ボレロ」
鬼才マゼールも82歳。N響には初登場とかで、さすがに巧みな棒さばきを見せてくれた(モーツァルトの第二楽章などはちょっと細かく/丁寧に振りすぎという気もしたが・・・)。が、先日放送されたワーグナー:「言葉のない指輪」ではあまり感じなかったが、今回はある意味ユニークで個性的な演奏(ウェーバー以外)のように感じられた。
まず「プラハ」。序奏のファゴットの全音符でのクレッシェンドやアレグロにはいってからの緩急の付け方、第二楽章の装飾音符などは他ではあまり聴けないもの。なお、ゲスト・コンマスとしてVesko Eschkenazy(ヴェスコ エシュケナージ)なる人が座っていたが、この人はロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団のコンサートマスターらしい。
http://www.concertgebouworkest.nl/en/orchestra/musician/violin-1/Eschkenazy-Vesko/?setlang=1
続いて、ウィーン・フィル首席のダニエル・オッテンザマーの登場。あまり演奏されることのないウェーバーの第2番のコンチェルト。ソリストとしての吹き姿は初めて見たが、堂々たる風格で演奏も極めて見事なもの。インタビューでも語っていた通り、「最後の一分間」は緊張の連続だったが素晴らしい演奏だったと思う。
後半はラヴェル、特に「ボレロ」はウィーン・フィルとのCD(1996/RCA)のような怪演(?)を期待したが、あれほどではないものの、とはいえ、大胆なルバートやリズムの強調など「濃い」演奏を聴かせてくれた。N響はソロの乱れもややあったが後半は持ち直し、熱い演奏ではあったと思う。

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