駒井哲郎展

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駒井哲郎展を観た(世田谷美術館)。世田谷美術館にはこれまでいつも用賀から歩いていたが、結構な距離であることもあり、今回は初めて大井町線上野毛駅から千歳船橋行きの東急バスを利用した。美術館入口で降りると4~5分もかからず美術館へ。このルートの方がはるかにラクであることがわかる。
2000年に初めて駒井哲郎展を観たのはやはり世田谷美術館だった。今回も福原コレクションから約500点を総入替え2部構成の展示、今回行ったのは1961~1976年の作品を中心とした後半の部。
有名な「束の間の幻影」や「海底の祭り」など「黒」の作品も素晴らしいと思うが、個人的には彩色された作品の方により心惹かれる。「岩礁にて」、「黄色い風景」など単色に近いものから花を描いた華やかなものまで、今回も多くの作品を観ることができた。
駒井は、銅版画という目に見える「かたち」を通して、目に見えない「こころ」の内を表現した画家、と言われるが、確かに、駒井の作品は夢の中で見る幻影のようにも思える。どの作品にも感じられる時間が止まったかのような静謐な佇まい、具象的なものが描かれてはいても非現実的な浮遊感が漂っている。
今回は会場もひじょうに空いており、静かな空間の中でじっくり鑑賞することができた。少なくない人が周りにいるとやはり現実世界に引き戻されてしまう・・・。

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