ノリントン=N響/「英雄」

ららら♪クラシックは、ノリントン=N響によるベートーヴェン:交響曲第3番。久保昌一氏がゲストで、小型ティンパニによる演奏も特別アングルで放送されていた。
以前は、アーンノンクールにしてもノリントンにしても、ちょっと変わった音楽をやる人というイメージがあったが、最近では、彼らの演奏こそ作曲家が望んでいた本来のスタイルではないかと思えるようになってきた・・・。番組中に話のあった、ノリントンは楽譜に何も書いていない箇所で(自然な)ダイナミクスの変化を要求する、といった点は楽譜至上主義の指揮者にとっては論外という話になるのだろうが、私にはまったく正しいと思えるし、あらためてノリントンの音楽づくりについて考えさせられる演奏だったと思う。
弦楽器にヴィブラートを付けないとか、小型ティンパニを使用するという話は別にして、私が最も注目したのは、先日のベートーヴェン第一交響曲の時もそうだったが、ノリントンの大雑把(?)な指揮法。
「英雄」の第一楽章は四分の三拍子で書かれているが、ノリントンは一小節を3つに振ることはほとんどない。一つ振りというか、フレーズにより4拍子的に振ったり、3小節を一つのかたまりとしたり、あるいはほとんど指揮を止めて、入りを揃える箇所に思い切り照準を合わせるというやり方。また、フェルマータを切るということはせず、次のフレーズの始まりを指示することだけによって、音楽の流れを整えていく。
オーケストラ全体のタテの線を合せるためには、細かく振ることもある意味では大切なこととは思うが、大きなフレーズで音楽をとらえ、より流れを重視していこうとする行き方(オケがしっかりついて行くことができれば)にはおおいに共感できるものがある。
N響は木管4本という大編成、神田、青山、松本に加えて、あのファゴットは誰なのだろうか?そして、3番に今井が座ったホルンのトップは日フィルから移籍した福川伸陽。1103を使い、なかなか見事な演奏だったと思う。

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