エッシェンバッハ=パリ管弦楽団/モーツァルト:ピアノ協奏曲第12・23番

特選オーケストラライブ(NHK-BSプレミアム)の前半を観た。エッシェンバッハの弾き振りでモーツァルトの第12番と23番のピアノ協奏曲。2010年2月20日、パリ サル・プレイエルでの演奏。
私にとってエッシェンバッハといえば、カラヤン=ベルリン・フィルとのベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番(DG/1966)の印象ばかりが強いが、実際の演奏(ピアノ/指揮)姿はこれまでほとんど見たことはなかった。現在の本業は指揮者のようでこの秋、ウィーン・フィルと来日する。
パリ管弦楽団との最後のシーズンという2010年2月の演奏会の模様。第12番はモーツァルトのコンチェルトの中でもあまり目立たない存在だが、私にとっては大切なコンチェルトで昔から大好きな曲。同じイ長調の名曲第23番を組合わせるところはなかなか心憎いプログラム。あとはどんな曲が演奏されたのだろうか・・。
さて、エッシェンバッハのピアノは予想以上に素晴らしかった。やや古い感じのSTEINWAYで、音色は華麗さはないが地味で好ましい。第23番終楽章のソロをやや抑え気味に開始するなど、全般的にピアノが前面に出るというよりはオケとよく溶け合った演奏だったと思う。特に装飾を付けることなく禁欲的な演奏だったが、アインガングなどはセンスあるもの。また、特に第12番では楽員ともども愉しそうに弾いていたのが印象深い。第12番終楽章や第23番の第二楽章などオケのコントロールも万全で、二曲とも見事なモーツァルトだった。
パリ管の弦は中編成(12型くらい、コントラバス3)ながら、ピアノとのバランスも良く好演だった。
第23番ではオーボエに代わり、フルート、クラリネット、ファゴットが加わる。木管は一列でホルンはその後列向かって左端。フルート奏者(おそらくVincent Lucas)の構え方、特に右手小指が気になったが演奏は素晴らしかった。そしてファゴット。優しく柔らかな音色だったがあれがMarc Trenelなのだろうか。いずれにしても見事な演奏だったと思う。

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