クリスティアン・クバッシュ(ウィーン・フィル クラリネット奏者)

クリスティアン・クバッシュ(Christian Cubasch)は1960~1970年代のウィーン・フィルのクラリネット奏者。
mkさんよりウィーン・フィル歴代首席クラリネット奏者
http://zauberfloete.at.webry.info/201107/article_16.html
の記事に対するコメントをいただき、クバッシュは首席ではなかったのかとのご質問があった。
クバッシュは私の知る限り、下記のレコーディングにクレジットされている。
○モーツァルト:ディヴェルティメント変ホ長調K113(ELOQUENCE/1957)
A.ボスコフスキー&クバッシュ
○モーツァルト:セレナーデハ短調K388(TESTAMENT/1968)
クレンペラー指揮/プリンツ&クバッシュ
○モーツァルト:セレナーデ(K375・K388)&ディヴェルティメント集(DG/1974)
プリンツ&クバッシュ
以下、来日プログラム等の記載、海外の音楽祭におけるメンバー表からクラリネット・セクションを抜粋した。
○1959年カラヤン=ウィーン・フィルの来日時のメンバー表(DVD付録)にはクバッシュの名前は記されていない。
○1962年8月10日ザルツブルク音楽祭において、ウィーン・フィル管楽ユニオンによるモーツァルトK388、K361他が演奏され、そのメンバーにはクラリネット:プリンツ、バルトセク、バセットホルン:クバッシュ、クラウゼの記載がある。
*なお、参考までにこの時の他のメンバーは以下の通り。ここでの記載順はトップ→セカンドの順と思われるが、この時代、ツェーマン、エールベルガー兄という組合せも珍しいと思う。
オーボエ:マイアホファ、ハナク / ファゴット:ツェーマン、(カール)エールベルガー / コントラファゴット:シーダー
ホルン:(ローラント)ベルガー、カインツ、(ハンス)ベルガー、ラックナー
○1969年ショルティ=ウィーン・フィルの来日時のプログラムには、A.ボスコフスキー、プリンツ、(ヴィリー)クラウゼ、クバッシュの順に記載がある。
○1975年ベーム=ウィーン・フィル来日時のプログラムには、プリンツ、シュミードル、ハーイェク、ボスコフスキー、クラウゼ、クバッシュの順に記載がある。

以上の点から、クバッシュは首席奏者ではなかったと考えられるが、ウィーン・フィルといえばフォルカー氏による「フォルカーの部屋」に以下のような話があったことを思い出した。
http://www2.airnet.ne.jp/naoya/guestbook11/volkerbbs.cgi?mode=past
ということで、詳しい方は本当に詳しいということを実感する。おそらくこれ以上の情報は得られないのではと思う。

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