ヘッドフォン

先日のアバド=ベルリン・フィルの演奏会は23:30からのテレビ放送で視聴し始めたのだが、深夜ということもあり、あまり大音量で聴く訳にも行かず、また、練習で疲れていたこともあり途中で中断、録画はセットしてあったので翌日観ることにした。
録画再生時、久しぶりにヘッドフォン(20年くらい前のDENON製)を使用してみた。私自身、パソコン接続時、練習の録音や勉強するためにCDを聴く時にはイアフォンを使い、ヘッドフォンは両耳と頭が圧迫されるのでほとんど使わない。しかし、イアフォンはコードが短いため(モノラルの長いイアフォンはあるのだが)テレビを見ながらの場合にはヘッドフォンを使わざるを得ないという事情がある。
普段はテレビの貧弱なスピーカーで聴いているのだが、それに比べるとさすがにヘッドフォンの威力は絶大で、ディテール(たとえば「大地の歌」終楽章の冒頭や練習番号6の少し先のコントラファゴットの動きなど)まではっきりと聴き取れる。ダイナミックレンジも広大で、迫力も満点、情報量はケタ違い。別世界と言わざるを得なかった。
ということで、耳の圧迫感さえなければ鑑賞はヘッドフォンに限る、と言いたいところだが、練習時の録音のプレイバック(本当にディテールを聴きとる必要がある)や勉強のための場合は別として、私はやはり音楽は室内の空気を介して伝わってきた音を聴きたいと思っている。
コンデンサー型のヘッドフォンという優れたものもあるらしい(私は未体験)が、いずれにしても耳や頭への圧迫感は少なからずあると思う。また、イアフォンであれば負担もほとんどなく性能の良いものもあるが、リラックスしたいと思う時には向かない。
http://zauberfloete.at.webry.info/200907/article_2.html
やはり、それなりのスピーカー(装置)で鳴らした時の空気感というか(疑似的な)臨場感、それに弦楽器のしなやかで伸びやかな響きというのは、耳に直接張り付いた振動板からではなかなか得られないように思える。結局のところ、私自身、スピーカーからの音を聴く、と言うよりスピーカーの存在を感じさせない音を聴きたい、という保守的な聴き手なのかも知れないが・・・。

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