Kind of Blue

音楽の知識はなくてもただ楽しめれば良いという考え方もあるが、知らないよりは知っていた方がよりその作品に近づくことができるという考え方も否定できない。
坂本龍一の「音楽の学校」、ジャズ編第3回目のテーマは「モダンジャズ」。今回の内容は、私にとってこれまで断片的だった曲や演奏が、時間の流れに沿って初めて体系的に整理された画期的なものだった。
1940年代初期に成立したとされるジャズの一形態であるビバップ (bebop)は、マンネリ化したスウィング・ジャズに飽きたらない即興演奏が好きなジャズメンたちが、ライヴハウスなどの閉店後にジャム・セッションをしていたところから始まったとされるという。
最初にテーマを演奏した後、コード進行に沿った形でありながらも、各楽器による自由な即興演奏を順番に行う形式が主となるとのこと。チャーリー・パーカーという名前は知っていたが、演奏を聴くと確かに凄いという感じはするがテクニックに走り過ぎという印象もある・・。番組ではコード進行の詳しい説明、山下洋輔による演奏など分かりやすいものだった。
それに続いて現れたのが、コード進行ではなく旋法を主としたモード・ジャズ。
そのジャンルが確立されたのがマイルス・ディヴィスによる「カインド・オブ・ブルー」(1958年)であるという。番組ではそのモードに基づいた即興演奏を生徒たちが演奏して、それぞれなかなかユニークなアプローチをしていたのが面白かった。
実はこの「カインド・オブ・ブルー」、私が持っているジャズのCDの中でも、ビル・エヴァンスの「ワルツ・フォー・デビー」、キース・ジャレットの「ケルン・コンサート」などと並ぶ数少ない愛聴盤。今まで、そのような理論や歴史はまったく知らないまま聴いてきたのだが、今回なるほどと思わざるを得なかった。

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