スコラ 坂本龍一 音楽の学校

土曜の夜11:45~0:15(NHK教育)の放送で4月から始まった番組。
一回目を見逃してしまったが、再放送を録画しておいたものをやっと観た。バッハ特集の第一回目は、ゲスト講師に浅田彰、小沼純一、岡田暁生の各氏の話を交えながら、坂本龍一教授が、「音楽の父」としてのバッハを「平均律クラヴィーア曲集第一巻 第1番ハ長調」を素材に分かりやすく解説していく。さらに音楽を学んでるという高校生(フルート、ヴァイオリン、エレキギター、キーボード、三線)たちも即興演奏に加わる。
第二回はバッハにいたる西洋音楽の変遷とその卓越した作曲技術、バッハの「音楽の職人」としての側面に迫るもの。「カンタータ第147番」の元になった単純な主題(テーマ)とそのさまざまな変奏について実演を交えながらのわかりやすい解説。ここでも生徒たちの即興演奏は見事なものだった。カンタータでは東京藝大バッハカンタータクラブも協演。番組の最後は藤原真理さんによる「無伴奏チェロ組曲第1番ト長調 前奏曲」。
第三回はバッハの音楽における低音の重要な役割について。「組曲第3番からアリア」を素材にその低音パートに焦点を当て、その重要さ解説しつつその上にさまざまなメロディをのせて行く試みを行う。

かなり専門的な内容を坂本龍一氏がわかりやすく解説してくれて大変興味深く、さらに氏のバッハへ思いがよく伝わってきた。また、かの岡田暁生氏
http://zauberfloete.at.webry.info/200906/article_22.html
も初めて見たがこの人にしてあの著作と妙に納得する・・。ゲスト講師による鼎談、坂本龍一氏による講義と生徒たちの実習、さらに坂本氏および専門家による演奏と、変化に富んで飽きさせない優れた構成。
実はこの企画、坂本龍一総合監修による「音楽の学校(commmons:schola)」という、ユニークな選者とともに選曲された「CD」と、豪華執筆陣による「本」とを組み合わせた、次世代へ世界中の音楽を継承してゆく全30巻(クラシック+非クラシック)のアーカイブ・シリーズがベースになっているという。
バッハは次回で終了するが、引き続き、山下洋輔をゲストに迎えた「ジャズ」、高橋幸宏・細野晴臣らをゲストに迎えた「ドラムとベース」などが予定されている。バッハ・シリーズ以上にこれは絶対に見逃せない。

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