ベルリン・フィル ヨーロッパ・コンサート2009

クラシック・ロイヤルシート(NHK BS2)の録画を観た。
再生が始まるといきなり日曜討論の放送中。チリ地震による津波警報が発令されたため午前9:40頃から全番組が中断(私も日曜美術館を見ていたが途中で打ち切りとなった)、その再放送であると思われる。
津波警報のような非常事態であればともかく、先日は金曜午前のN響演奏会(ぜひ観たかった演奏会)がいきなり国会中継に変更され、放送が中止になってしまったことがあった。NHK総合で放送しているにもかかわらず、わざわざクラシック音楽番組をつぶして衛星で中継する必要があるのだろうかと思う。まったく腹立たしい。
それでも20分遅れで番組が始まり、画面右下に津波警報/注意報のテロップがずっと点滅し続けてはいたが、一応コンサートの模様はだいたい観ることができた(しかし、第四楽章の途中、1時間40分後に録画が終了することとなりひじょうにショックを受けた)。
曲目は下記の通り。
○ヴェルディ:歌劇「運命の力」序曲
○マルトゥッチ:「追憶の歌」/(ソプラノ)ヴィオレタ・ウルマナ
○シューベルト:交響曲第8番ハ長調D944
リッカルド・ムーティ指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
2009年5月1日 サン・カルロ歌劇場 (ナポリ)
ヴェルディでのムーティは、いつもながら力づくでぐいぐいオケを引っ張っていく強引な指揮ぶり。が、さすがにベルリン・フィル、指揮にぴったりつけておりさすがと思う。バストロではなくチンバッソ(バルブ・トロンボーンの一種)を見ることができた。
続く「追憶の歌」、マルトゥッチという人は1856年生まれのイタリアの作曲家らしいが初めて聴く曲。何となくリヒャルト・シュトラウスの「四つの最後の歌」を連想させる歌曲だったが、何もベルリン・フィルの伴奏でやらなくても、という感じもしなくはなかった・・。ここでは珍しくヴィットマンがコーラングレを吹いていた。
「グレート」ではムーティの指揮ぶりは一変し、必要以上の動きを抑え、倍のテンポで振ったり、強引さはほとんど感じられずオケに任せた感じで普段とは見違えるようだった。それでいて第三楽章のタメなども徹底されており個人的には好感を持った。最後が切れてしまったのはまことに残念。
コンマスはブラウンシュタイン、トップサイドは何とカッポーネ!。2ndティム、ヴィオラはレーザ&清水、チェロ:ファウスト&レール、バス:マクドナルド、木管はブラウ&ヴェーバ、クラはエキストラ(氏名不詳)&ザイファース、ダミアーノ&ラインハルト、金管はバボラク&マクウィリアム、タルコヴィ&クレッツァー(B管使用)、Timp:ゼーガース。

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この記事へのコメント

博多のオーボエ好き
2010年03月03日 20:34
私が録画したものでも津波警報の画像が残念でした。シューベルトの第二楽章はオーボエ吹きにはこたえられません。日本列島の画像をせめて右下すみにして欲しかったです。かといつて貴重な演奏ですから消去できず保存しましたが。彼のオーボエはサムプレート式とどこかで聞きましたが通常のコンセルバトワール式にみえます。コッホさんとはずいぶん異なった音色ですが上手な方の演奏はいずれも素敵ですね。
2010年03月03日 22:34
博多のオーボエ好きさま
いつもコメントありがとうございます。なぜジョナサン・ケリーがベルリン・フィル首席なのか私は未だに納得できていません。もちろんそれなりに上手いとは思いますが、彼の音色はドイツの伝統とはかけ離れていると言わざるを得ません。
それにしても、シューベルトの9番(8番)という曲は私にとって、演奏した訳でもないのになぜか若い頃の記憶と結びついています。

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