ラトル&内田光子/「皇帝」

ベルリン・フィルハーモニーでの演奏会が同時中継されるデジタル・コンサートホール、今回(2/14)はドイツ銀行のウェブサイトで無料生中継されるということで、プログラムの後半、「皇帝」のみ視聴した。なお、このコンサートは現地では昼間だったので日本ではちょうど良い(?)時刻だったが、通常のコンサートはベルリン20時(日本では明け方4時!)開演であり、その時刻に視聴するというのはちょっと現実的ではない・・。
さて、実際に初体験してみてパソコン画面&イヤホンという環境ながら、画質も鮮明、音質もクリアで、超エキサイティングなステージに十分満足した。これならお金を払ってでも観る価値はあるように思う。
ラトルは以前シンフォニーの時に見られたような奇をてらったところはまったくなく、オーソドックスながら熱い指揮ぶりで、オケに任せるところは任せ、ここぞという箇所では思い切り煽りたてる。ベルリン・フィルもそれに十二分に応え、指揮者、オケ、ピアノの丁々発止のやり取りはなかなか見応えがあった。内田の過度に陶酔的な表情は個人的には好きになれないが、それを別とすれば、真正面からの堂々とした取り組みは圧倒的な説得力を持ち少々のミスタッチは気にもならなかった。また、久しぶりに聴く重心の低いベルリン・フィルの質感も素晴らしかったと思う。
コンマスはブラウンシュタイン、ヴィオラ(トップ)はシュトレーレ、チェロ(トップ)はファウスト。木管はパユ、マイヤー、フックス、シュヴァイゲルト、ホルンはドールと新人(?)で、何箇所かある2ndのソロも無難にこなしていた。トランペットはヴァレンツァイ、ティンパニはヴェルツェル。
あと、観ていて気が付いた点は、パユが時折ほとんどマイヤーに向かって吹いていたり(昔はツェラーとコッホが本当に寄り添って吹く姿が印象的だったが・・)、ヴェルツェルが叩きながら頻繁に左手で音程を調整(?)している様子とか、内田のすごく丁寧なお辞儀の仕方、ラトルが終演後、管楽器の場所まで行って各奏者と握手したりなどなど、なかなか興味の尽きない映像ではあった。

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