チョン・キョン・ファ/BPOデビュー・コンサート

Testamentの新譜を購入した。
カルロ・マリア・ジュリーニ指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、Vnソリストはキョン・ファ・チョン、1973年5月10,11日 ベルリン・フィルハーモニーでのライブ録音。曲目は下記の通り。
●ムソルグスキー:歌劇「ホヴァンシチナ」前奏曲(モクスワ河の夜明け)
●チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 作品3
●ドヴォルザーク:交響曲第7番ニ短調 作品70
このCD(2枚組)を購入したのは2つの理由がある。
まず第一番目は、この時期のライブであれば、フルートをゴールウェイが吹いている可能性があると思ったこと、そして二番目の理由は、ドヴォルザークの交響曲第7番。この曲、私にとっては全く未知の曲でCDも持っていなかったのだが、先日私が所属している団体の演奏希望曲アンケートで5票という高い得票だった曲。一応どんな曲なのか知っておく必要もあるかと思い勉強の意味で購入してみた。
フルート奏者については、恥ずかしながらゴールウェイかどうかの確信は得られなかった。特にチャイコフスキーの演奏などおそらくゴールウェイと思うが断言はできない。とはいえ優れた演奏であることに間違いはなかった。
さて、このCDのセールスポイントは、チョン・キョン・ファのベルリン・フィル、デビュー・コンサートであるということ。彼女はこの時25歳、音だけ聴いていても気迫十分で、鬼気迫るものが感じられる。時に音が荒れたりもするが、とにかく熱い演奏で同時に凄い演奏と思う。テクニック的にも十全で、ライブとしては文句のない仕上がりとなっている。
ジュリーニ=ベルリン・フィルも重心が低く暗い音色で、この時代のベルリン・フィルの特徴である嵩にかかったものすごいエネルギーが感じられる。オーボエはコッホ、クラリネットはシュテールだろう。とにかく木管、ホルンはすべて見事な演奏で素晴らしい。
また、ドヴォルザークの7番については、まだ一回聴いただけなので何とも言えないが、スラブ舞曲風の親しみやすい第三楽章は別にして、その他の楽章は比較的混沌とした曲のように感じた。少なくとも室内管弦楽団が演奏するには少々苦しいのではないかと思う。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

ご指摘の通り
2012年01月08日 23:22
この演奏はゴールウェイではありませんね。ゴールウェイが吹いているチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲なら、ロンドン交響楽団時代のもの(リーダーズダイジェスト録音)がチェスキーから復刻されています(パールマン独奏、ウォーレンスタイン指揮)

この記事へのトラックバック