ウェーバー:ピアノ音楽集

「舞踏への勧誘」を演奏して以来、http://zauberfloete.at.webry.info/200908/article_9.html
そのピアノによる原曲を聴いてみたかったためディスクを注文しておいたのだが、入荷後もなかなか取りに行くことができず、やっと入手することができた。
そもそも、ウェーバーという作曲家、家にあるCDを探してみたところ、下記の数点しか見つからなかった。
○「魔弾の射手」(抜粋) クライバー
○「魔弾の射手」からの合唱曲抜粋 スウィトナー、シノーポリ
○「序曲集」カラヤン、スゥイトナー、「オベロン」「オイリアンテ」だけならティーレマン
○「舞踏への勧誘」カラヤン他http://zauberfloete.at.webry.info/200907/article_22.html
○クラリネット協奏曲(マイヤー、ライスター他)
○クラリネット五重奏(マイヤー、ブルンナー他)
○アダージョとロンド(ジャーマン・ウインド・ソロイスツ)
○波多野睦美が歌った歌曲2曲
おそらくこれですべてではないかと思う。
今回購入したのはWEBER Piano Music Vol.1 というディスク(NAXOS)、演奏はアレクサンダー・パーレィという人、収録曲は下記の通り。
○ピアノ・ソナタ第一番ハ長調Op.24
○ロシアの歌「美しいミンカ」による9つの変奏曲Op.40
○創作主題による6つの変奏曲ハ長調Op.2
○舞踏への勧誘~華麗なロンド変ニ長調Op.65
ソナタは1812年(ベートーヴェンでいえば「告別」ソナタのすぐ後くらい)の作。華麗な第一楽章、オペラのアリアのようなアダージョ、メヌエットと書かれているが実質はスケルツォの第三楽章、そして終楽章プレスト(ロンド)は「無窮動」、アンコール・ピースとして単独で採り上げられることも多いという。ブラームスは左手のための練習曲に、チャイコフスキーは左手のために編曲し、さらに新しく右手のパートを作曲したという。確かに、聴き映えのする軽やかな曲。
「美しいミンカ」の主題による変奏曲は1815年の作。まず重々しい序奏で始まり、しばらくしてからやっとハ短調による主題が奏されるが、モーツァルトのような変奏曲を期待すると裏切られることになる。ねっとりとしており、かなりヘビーな内容。
創作主題による6つの変奏曲はそれより以前の1800年の作。
これは、型どおり(?)わかりやすい主題で始められ、変奏が繰り返されていくが、モーツァルトのように少しずつ技巧を極め終盤に短調による一節を加えたあと華やかに曲を締めくくる、という形ではなく、やや変則的。確かに短調の変奏も出てくるのだが、特に盛り上がることもなく気が付いたら終わっていたという感じ、これはこれで面白い。
「舞踏への勧誘」(1819年)はほぼ想定通り(?)の演奏。オケに比べてピアノの方が線がクリアになり、構造が分かりやすくなる。技巧的にも難しそうであり華やかな効果もそれなりに感じられた。なお、解説によれば、この曲は元々フンメルのアイデアをもとに、ウェーバーがそれを発展させたものとのことである。
ソナタの終楽章にしても、変奏曲にしても、もう少し何回か聴き込んでみたい。予想外に楽しめたディスクだった。

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