静寂~その2:数値化~

静けさを表現する言葉として、クルマ、タイヤ、家電などでは静寂性という表現が使われており、ごくまれに静寂度などという言い方もされている。
一般的には、音の大きさを表す単位はdB(デシベル)と言われている(昔はホンという単位もあった)。このdB、絶対的な数量を表すものではなく、「基準値と比較して何倍あるいは何分の一であるかということを対数を用いて表現するための単位記号」、であるらしい。
dBで思い出すのは聴力検査。いろいろな周波数の音がおよそ20dB以内の大きさで聞こえれば正常という基準があった。
http://zauberfloete.at.webry.info/200901/article_22.html
しかしそもそも、ここでの基準値とは何なのか。
資料によれば、「正常耳で聞く事のできる最も小さな音圧を、1000Hz時 20マイクロPa(パスカル)を0dBとする」とのこと。
1パスカルとは、1平方メートルの面積につき1ニュートン (N) の力が作用する圧力または応力と定義されている。
1ニュートンとは、1キログラムの質量をもつ物体に1メートル毎秒毎秒 (m/s2) の加速度を生じさせる力と定義されている。・・・? よくわからなくなってきたが、以下、Wikipediaからの抜粋。

重量は重力によって2つの物体の間に働く力と定義されているので、ニュートンはまた重量の単位でもある。地球表面において質量1キログラムの物体の重量は約9.81ニュートンである(場所によって10分の数パーセント異なる)。この値が1重量キログラム (kgf) である。逆に言えば、質量 9.81−1 kg (約101.94 g)の物体は約1ニュートンの重量を持つことになる。これは小さなリンゴほどの重さである。

ますますわからなくなってきたが、いずれにしても上記の定義から、
音量(dB)=20×log(対象の音圧/基準音圧)  基準=2×10(-5乗)N/㎡
ということになるようである。

計算式からでは具体的なイメージは浮かばないので実例を引用してみる。
10dB:蝶の羽ばたき、髪のそよぎ
20dB(基準音の10倍):木の葉のふれあう音、置時計の秒針の音(前方1m)、呼吸音
30dB:郊外の深夜、ささやき声、録音スタジオ
40dB(基準音の100倍):市内の深夜、図書館、静かな住宅の昼、小雨の音
50dB:静かな事務所、劇場・映画館のざわめき
60dB(基準音の1,000倍)::大きな商店、レストラン、ホテルのロビー、普通の会話
70dB:騒々しい事務所の中、騒々しい街頭、新幹線内、掃除機
80dB:電車の車内、交差点、マーケット、ボーリング場
90dB:騒々しい工場の中、空調機械室、犬の鳴き声(正面5m)、パチンコ店内、カラオケ
100dB:電車が通る時のガード下、地下鉄車内
110dB:自動車の警笛(前方2m)
120dB(基準音の1,000,000倍):ジェット機の騒音
130dB:落雷、ロックバンド/聴覚器官にダメージの影響が大きいライン

この例で言えば、音楽鑑賞に必要な環境は少なくとも40dB以下であることが必要条件であるようにも思う。
さて、楽器の音の大きさはどれくらいかというと、
金管・サックス:110dB、ピアノ:90~100dB、クラりネット/フルート:90dB、ギター/ヴァイオリン:80dB
などと書かれているサイトもあったが、これらは直近の場合なのか、また奏者やそのダイナミクスにもよるだろうし一概には言えないとも思う。
私自身の経験で言えば、数年前のおじさんバンドのロックコンサートで、あまりの大音量で耳がおかしくなりそうだった時のこと。幸い耳に支障は出なかったが、あの時の音圧はおそらく130dBに近かったのだろうと思う。そして先月の演奏会、サン=サーンス第3交響曲の終楽章に私の耳のすぐ後ろで鳴っていたトロンボーン等の金管群の凄い音、あれも120dB以上はあったのではないかと思う・・・。
静寂の話が騒音(?)の話になってしまったが、くれぐれも大音量には気をつけたい。

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