小林かいちの世界

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何回か前の「日曜美術館」のアートシーンで観たその作品が忘れられず、ニューオータニ美術館に行って来た。
開館時間は10:00~18:00とのことなので帰りに寄るには時間がないと思っていたのだが、ちょうど今日は涼しかったこともあり、昼休みに弁慶橋を渡って紀尾井町側へ足をのばした。とはいっても、会社からニューオータニまでは歩いて10分少し・・。
小林かいち、といっても知っている人は多くはないだろう。私もテレビで観るまではまったく知らない存在だった。
本名は嘉一郎(1896~1968)、京都の図案家で大正後期から昭和初期にかけて絵はがきや絵封筒のデザインを数多く手がけた人。その作品は今も京都で営業している「さくら井屋」から販売されていたという。今回の展覧会は、かいち作品を常設展示している伊香保 保科美術館の協力を得たもので東京での初の展覧会とのこと。約300点の作品の展示でなかなか見応えがあった。
かいちは、京都アール・デコの異名があるように、その作風は竹久夢二やジョルジュ・バルビエの流れをくむように言われているようだが、私はむしろエルテとの共通点、さらに女性の立ち姿の描き方は田中恭吉に通じるものが感じられた。絵はがきや封筒など、限られたスペースの中に描かれたファンタスティクでロマンティクな女性、植物、月や星、教会、十字架・・・。不思議で夢の中のような、そして懐かしい世界がそこには凝縮されていた。

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