柿右衛門展

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リードを買いに渋谷まで行ったので、ついでに戸栗美術館というところへ初めて行って「柿右衛門展」を観た。
Bunkamuraのウラというか松涛地区の中にある立派な建物。実はあまり期待しないで行ったのだが、「ヨーロッパを魅了した東洋の華」というサブタイトルの通り、展示内容、展示点数、雰囲気など、どれも素晴らしかった。
私はあまり陶磁器は詳しくはないのだが、柿右衛門様式というのは乳白色の生地に上品な赤を主調とし、余白を生かした絵画的な文様を描いたものであるとのことである。今回は歴史的にそれ以前とされている染付(白地に藍色一色で図柄を表わした磁器)まで含めた約100点の展示だったが大変見応えのあるものだった。
染付作品も質素で味わい深く、デザイン的にも優れたものが多かったが、やはり「華」は柿右衛門様式の色絵による皿や壺。壺のフォルムはもちろん、皿も単に丸いものから工夫を凝らした造形のものまで美しいものばかりだった。
そして見事なデザイン。花鳥図などを題材として赤・黄・緑などの色彩で描かれ、乳白色の余白を巧みに用いた構図を持ち、どれも柔らかく暖かみのある印象を与えるもので、マイセン窯にも影響を与えたというのも大いに頷ける。中には一見してセザンヌの色彩を連想させる作品もあった。どれも素晴らしく、また私好みの作品ばかりで大いに満足した。何とか具体的なイメージを保持したいと思い、帰りに「古伊万里~蔵品選集~」という5000円もするカタログまで買ってしまった。

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