トーマス・フェイ/ハイドン:交響曲第86番ニ長調

今度の日曜の演奏会でこの曲を演奏する。
ハイドンのパリ・セットはLP時代からカラヤン盤他を持ってはいたのだが、ちゃんと聴いてみてその良さがわかったのは比較的最近のこと。
http://zauberfloete.at.webry.info/200707/article_3.html
カラヤン、ザンデルリンクに加え、ヴォルフ、ラトル、デュトワなどのCDを持ってはいるのだが、それ以外にリリースされているのは私が知る限り、ドラティ、フィッシャー、バレンボイム、アーノンクール、クイケンくらい。それ以外で最も関心があったのはこのフェイによる演奏。
ハイドンのシンフォニーを語る上で、一度は聴いておかなくてはと思い、このディスクを購入した。
収録されているのは、交響曲第69・86・87番/トーマス・フェイ=ハイデルベルク交響楽団(2006/haenssler)。
フェイは1960年生まれ、アーノンクールに師事。ハイデルベルク交響楽団というのはフェイ自ら設立したオケとのことでモダン楽器を使用、ピッチも普通と思われるが奏法は古楽系。
一言で表現すれば「激しい」ハイドン。良く言えば個性的で自由闊達、伸びやかで生命感の溢れる生き生きとした演奏、と言えるとも思う。が、主張はあるものの金管やティンパニの強奏はあまりに過激で、少なくとも優雅さには欠ける。
とはいえ、面白い演奏ではあることに変わりはなく、随所で、なるほどこのような演奏の仕方があったのかと感じさせてくれる説得力を明らかにする。特に第三楽章トリオでは各ソロ楽器が楽譜にはないアドリブを交えて洒落た演奏を聴かせる。さらにダカーポした後は、弦楽器全体が楽譜に装飾(?)を加えたりしており、ちょっと他では聴けない面白い演奏になっている。新しい刺激を求め、もしくは伝統にとらわれないアプローチに興味がある人にとっては価値のあるディスクと思う。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック