ホルスト・シュタイン=バンベルク交響楽団

「思いでの名演奏」(NHK教育)を観た。バンベルク響の首席ホルン奏者だった水野信行氏がゲスト。
1990年4月の日本公演の映像で、ブラームスの交響曲第一番だけを観たがシュタインの指揮はいつもながら大変見やすく安定したもので、重心の低い典型的なドイツの音楽を聴かせてくれた。揺ぎのない堂々としたテンポ、スケールの大きさ、加えて水野氏も語っていた大らかさと温かさ。オーソドックスという概念を超えた普遍性や格調の高さを持ったブラームスだったと思う。名演だった。
同じシュタインが指揮してもN響と違うと思ったのは弦楽器群の厚さとその豊かな響き。コンマスのソロも見事だったし(トップサイドの男装の麗人も気になった・・)、ヴィオラの首席には岡田伸夫の姿も見えた。
そして、フルート首席の人もなかなか良い音で吹いていたし、水野氏のホルンも素晴らしかったが、驚いたのはオーボエのトップを若きアルブレヒト・マイヤーが吹いていたこと。確かにバンベルク響首席の時代もあったと聞いてはいたが、実際にその姿を見ることになるとは思ってもいなかった。よく通る音色でテクニック的にも優れた演奏だったと思う。

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この記事へのコメント

小寺隆司
2021年03月31日 13:21
同じ演奏会だと思いますが、1990年4月の日本公演の直後に放映されて際に録画しましたが、VHSだったため、劣化して見られなくなってしまいました。
もう一度見たいのですが、録画されていないでしょうか。

私は岡田先生が帰国されてすぐにビオラを茅ケ崎のご自宅で習っていました。
とある音楽家にビオラを習いたいと申しましたら、岡田先生にお弟子さんを紹介してもらうように連絡してくださいました。
私は始めたばかりのアマチュア初心者でしたが、先生は指導をしたことが無いので、誰にも教わっていない初心者をご自身で教えてみたいと言われて教えてくださいました。
先生が亡くなって、当時の事を思い出しながら検索をしていたところ、貴殿を拝見しました。
Zauberfloete
2021年03月31日 21:38
小寺さま
コメントありがとうございます。
申し訳ありませんが、録画はしていません。
岡田さんも若くしてお亡くなりになってしまい驚きました。


ろーたこっほ
2021年04月04日 00:50
シュタイン指揮バンベルク響の来日公演のブラ1はyoutubeで観ることができます。幸い画質もかなり良いです。


https://www.youtube.com/watch?v=8P1HEpHhkqQ&ab_channel=192bpsSound

私は当時、この演奏でオーボエを吹いているのがオットー・ヴィンターではない若者で、しかもなかなか上手だったので一体誰だろうと思っていました。
しばらくして、ベルリンフィルに入団した後で、ようやくマイヤーという名前を知りました。

Zauberfloete
2021年04月05日 17:32
ろーたこっほさま
YouTubeの映像、教えていただきありがとうございます。
今度じっくり見直してみます。

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