リヒャルト・シュトラウス:13管楽器のためのセレナード変ホ長調 作品7

来年2月に予定されている室内楽演奏会で、この曲を演奏しませんかとオーボエ奏者から提案があった。
気軽に引き受けて、先日楽譜も配られたのだが私にとってこの曲は未知のレパートリー。念のため家のCD棚を探してみたところ、13管楽器のための組曲変ロ長調作品4(バイエルン放送響他管楽セクション)、16管楽器のためのソナチネNo.1(ウィーン・フィル)は発見したものの、この曲は見当たらず・・。仕方ないのでとりあえず図書館から借りてきた。演奏はジンマン=チューリヒ・トーンハレ管弦楽団員(2000.1/ARTE NOVA)。最低音域はコントラファゴットで演奏されている。
この曲はリヒャルト・シュトラウスの初期の作品で1882年頃の作とされており、1882年11月にドレスデンで初演されたとのこと。初演時シュトラウスは18歳で、ハンス・フォン・ビューローがこの曲を評価、各地で紹介した結果、この曲はシュトラウスの出世作となる。そして、ビューローの所望によって同じ編成の組曲変ロ長調作品4が1884年に作曲されている。
さらに、この曲はモーツァルトの13管楽器のためのセレナーデを意識して書かれた作品とも言われている。確かに、この曲にはK361(370a)第三楽章アダージョの伴奏リズムに似た音型が出てくるし、全体の雰囲気も共通点が感じられる。なお、ここでの編成はフルート2、オーボエ2、クラリネット2、ファゴット2、ホルン4、コントラファゴット(またはチューバ、コントラバス)というもので、モーツァルトにはなかったフルートが加わった分だけ華やかな色彩となっている。そして、若いとはいえやはりシュトラウス、各楽器の特性を活かした見事なオーケストレーションとなっている。
実際に演奏してみるとまた感じは違うのだろうが、3~4回聴いた限りではわかりやすく、なかなか美しい曲と思った。

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