フィンガルの洞窟

久しぶりに全部観たN響アワーはメンデルスゾーン特集。
池辺氏も言っていた通り「スコットランド」はかなり「熱い」演奏だったし、「フィンガル」もそれなりの演奏ではあったが、両曲とも、特に指揮の様子(というか音楽自体)が私のこの曲のイメージとはかけ離れていた。
「スコットランド」はずいぶんたくさんのCDを持ってはいるが、結局はカラヤン=ベルリン・フィルの演奏にとどめをさす。
http://zauberfloete.at.webry.info/200803/article_7.html
LP時代から繰り返し聴き続け、最初から最後まですべてが頭の中に入っているせいもあるが、他の演奏を聴いても共感を得られることがほとんどない・・。時にはディヴィス=バイエルン放送響(ORFEO)やペーター・マークなどの演奏を聴くこともあるが、おそらくカラヤンを超える演奏は今後も現れないだろうと思う。
そして、それと同様に私にとってなくてはならないのが同じカラヤン=ベルリン・フィルの「フィンガルの洞窟」(1971/DG)。カラヤンには1960年録音のEMI盤もあるが、このDG盤の方が圧倒的に素晴らしい。
ヴァイオリンの艶やかな音色、暗く渋いトランペットとホルンの響き、硬いティンパニの音色(おそらくフォーグラーと思う)、クラリネットの深々としたソロ、そして全編にわたるゴールウェイの見事な演奏。
元々、「スコットランド」と同じLPに収録されていたもので、録音はやや古くなってしまったとはいえ、テンポ、バランス、ダイナミクス、演出・表情づけなどすべての面で理想的な名演で、これ以上の演奏は考えられない。先日発売されたSHM-CDのメンデルスゾーン交響曲集にこの曲が収録されなかったことが残念である。

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