「巨匠ピカソ 愛と創造の軌跡」展

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こちらは国立新美術館での展示。油彩を始め、版画、ペン画、彫刻、そしていろいろな素材を貼り合わせた絵画風の作品、またその立体版など多彩な作品から構成され、総数約170点。ピカソの作風およびその変化を知る上で、かなり充実した展示と言えると思った。個人的には、クレーやマティスに通じる線描的な作品に惹かれるものがあった。
油彩のジャンルは、今回の展示は「肘掛椅子に座るオルガの肖像」他数点を除いてそのほとんどは、キュビズム、シュルレアリスムのいかにもピカソという作品ばかり。
それにしても、「ドラ・マールの肖像」にしても、「マリー=テレーズの肖像」にしても、何の知識もないまま一見しただけではやはり異様としか言いようがない。歪んだ顔、解体された体・・。
「ピカソはあらゆる角度から見たものを、同じキャンバスの上に表現しようとした。例えば女の顔の、正面から見た目と、横から見た目を同時に表現しようとしている・・」などということを頭では知っていても、実際の作品に向き合った場合、それを見て純粋に美しいと感じる、または心を動かされるという人はまずいないだろう。
モノを表現する技法としての「分解」、「視点の分割」、は天才ピカソにとっては効果的なものだったのかも知れないが、(私のような)天才ではない人、描かれた対象を再構成できない人にとって、それを本当に優れた作品と言い切ることはできるのだろうか・・。

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