モディリアーニ展~あの名作から、知られざる原点まで~(新国立美術館)

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オフィスのある赤坂は、東京の中心であることをあらためて実感している。
最寄り駅は千代田線の赤坂、銀座線/丸の内線の赤坂見附、銀座線の溜池山王なのだが、電車に乗ってしまえば、銀座、表参道は6分、渋谷は8分、新宿、麻布十番は10分、白金、六本木でも15分はかからないという便利さ。
先日も会社の帰りに竹橋、国立近代美術館に行った時も20分ちょっとで会場に着いてしまったし、今回は新国立美術館、会社を出てから、会場入り口まで何と10分少しで着いてしまった。
今まで、私は六本木から歩いていたのだが、乃木坂駅は美術館と直結しており大変便利ということが初めて分かった。もうこれからは乃木坂以外から行くことはあり得ない、と思う。
さて、モディリアーニ展、終了(6/9)迫っているので会社の帰りに行ってみた。金曜の夜にしては結構空いており、比較的ゆっくり観ることができた。
今回の展示は、サブタイトルが、<Modigliani et la Primitivisme(原始主義)>とされており、特にモディリアーニの創造の原点としての、アフリカや東南アジアの芸術とその影響に焦点を当てたもの。原始美術の影響を色濃く示す、初期の「カリアティド」と呼ばれる作品群から、独自の様式を確立した肖像画まで、油彩、素描など約150点の展示。「カリアティド」とは古代ギリシャ建築の梁を支える女性像の柱のことで、確かにその「顔つき」はモディリアーニの原点と言われると納得するものがある・・。それにアフリカの彫刻の影響も見逃せない。あの単純化された線からモディリアーニの描く顔の輪郭、鼻筋と共通性を想起するのは私だけではないだろう。会場の広さのワリにはやや展示作品が少ない感じも受けたが、モディリアーニの作品のルーツを知る意味では参考になった。
さて、ここで個人的に気になった情報を(2008/05/22の読売新聞朝刊文化面の記事)。
今回の新国立美術館の「モディリアーニ展」に出展されているうちの43点は、昨年開催された「モディリアーニと妻ジャンヌの物語展」と重複しているという(監修者は同じ人とのこと)。
http://zauberfloete.at.webry.info/200706/article_2.html
さらに今回の展示ではデッサン帳の素描を一点ずつカウントしており、その50点を除けば総数の4割以上が重複していることになるとのこと。企画意図が異なるとはいえ、ここまで同じ内容の展示はいかがなものかと批判的である。さらに、現在開催されている名古屋市美術館の展覧会の方がスジの通った企画となっている、という見方。
両方観た立場としては、確かにジャンヌの肖像画を始め、同じ作品が多かった感じは否めない。まあ、モディリアーニ好きとしては何度観ても良いのではあるが・・。また、企画としても、「原始主義」を前面に出すのであればもう一歩踏み込んだアプローチがあっても良かったようにも思う。その意味で売店はたいへん充実していた。

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